紅葉の奥多摩渓谷へ
行ってきました。
11月3日に会員の交流のため、奥多摩渓谷へ行ってきました。(13名参加)
当日、新宿駅の中央階段付近に集合し、9時9分発の青梅特快に乗り込みました。東京駅から乗り込んだ人とも同じ車両(前から4番目)に乗り合わせることに成功。偶然かと思いきや、前日に中央階段付近は何両目か確認に来たとか。
朝のうちは厚い雲に覆われていましたが沢井駅に着いた時にはきれいに晴れ渡っていました。最初に行く場所は清酒「沢の井」の小澤酒造会社でした。創業は現存する文書で確認できるものが徳川時代中期の元禄15年とのこと。そうです赤穂浪士の討ち入りの年です。
お酒を貯蔵している倉が創業当初の建築なので元禄倉と云っているとか。お酒に使う酒米は、普通食べている粒よりも大分大きめのものでした。粒の外の方は栄養が有り過ぎてお酒には向いていないので7割位は糠として精米してしまうそうです。栄養の有るところは捨ててしまうなんてやはりお酒は贅沢品なのですね。
飲んべえたちは、説明よりは早く試飲させてくれと思いつつ長い見学が終わり試飲の段階でお酒はその都度カップに注いでビンをテーブルに持ってこないこと、そうしないと酒場になってしまいますからと足元を見られてしまいました。
次に「櫛かんざし美術館」に行きました。この美術館の収蔵品は、世界的に有名な岡崎智子さんの40年に亘るコレクションで江戸から昭和に至る櫛とかんざしを中心に紅板、はこせこ、かつら、姫印籠、蒔絵矢立など4000点に及び見る価値があります。それにしても昔の女性は髪の装飾というものにずい分凝っていたものだと感心しました。
次は多摩川の水辺にできた遊歩道を岸辺の紅葉を眺めたりカヌーの行くのを眺めたりしながら歩いて、軍畑駅の近くの川沿いにある煉瓦堂でのバーベキュ。時間はすでに1時半になりお腹がペコペコ、事務局のお姉さんのおいなりの差し入れで一息つきました。若い頃のキャンプを思い出しながら、真っ黒になった「なす」や牛肉や豚肉を仕入れてきた「沢の井」を堪能しながらお腹もいっぱいになりました。
楽しい交流会でした。帰りがけに「吉川英治記念館」を見学して帰ってきました。
文責 渡辺 政次