ダイナパックによるECU現車セッティング
2007年2月 走行距離 164,000
ハーフウェイにてエンジン載せ換えの際,大容量燃料ポンプにインジェクターと変更している
のでECUの変更は必須ですが,仕上げはダイナパックによる現車セッティングをお願いしました。
以前のスズキスポーツのタービンキット時と比べて車両に乗ってみると,トルクの出方が全く
異なるように感じました。 かなりトルクフルで街乗りでも高速でも走りやすくなっています。
(タービン等,仕様は同じです)
パワーとトルクのグラフを見てみると,パワー,トルクともにピーク時の回転数に違いはありま
せんが,そこまでの立ち上がり方に違いが見られます。低回転時の落ち込みが少なく立ち上が
っていますね。非常に乗りやすい車両になりました。
グラフの3色は3回データ取りをした結果をそれぞれ載せています。
パワー 113PS 7200prm時
トルク 13.9 kg/m 4900prm時
辛口ダイナパックでの数字です。シャシダイ換算(1.2倍)すると…
ハーフウェイによると,RHB3タービンだと,インタークーラーや触媒がノーマルの場合,100PS程度
だそうなので,結構イイ数字がでているとのこと。
ちなみに,ARC以上に,スズキスポーツのインタークーラーが馬力がでるそうです。
(タービンキットでも10馬力の差を謳っていますよね)
スズキスポーツのカタログにあるタービンキットのグラフ
ダイナパックによるパワーグラフ
左がトルクで右がパワーです。
4000回転時のトルクの落ち込みは,ブーストコントローラーの設定によるもの?改善可能?
スズキスポーツのN2コンピュータでは,アイドリングの負圧が 200mmHg しか出ない仕様に
なっていましたが,ハーフウェイのN2はノーマル同様 400mmHg でるようになりました。
スズキスポーツ製も仕様なので問題はないのですが,精神的にも 400mmHg 程度でるのが
安心ですね。
ちなみに,アイドリング時の空燃費(A/F)は 14.8 だそうです。ほぼ理想値(14.7)でクリーンは排気に
なっています。
ROMライターにて,仕様変更ができるところもいいですね。といっても,またハーフウェイまで
現車セッティングに行くのは大変ですケド…
以前は NEWSのエキマニを装着していましたが,今回はノーマルエキマニにてセッティングしています。
ブーストの立ち上がり方を以前と比較してみました。
(左が以前のエキマニ装着での値で,右がノーマルエキマニでの今回の値)
NEWS エキマニ(以前) | 純正エキマニ(今回) | ||||||
RHB3 A/R 7 | RHB3 A/R 9 | RHB3 A/R 9 | |||||
ノーマル触媒 | メタル触媒 | メタル触媒 | |||||
回転数 | ブースト | 回転数 | ブースト | 回転数 | ブースト | ||
2000 | 0.15 | 2000 | 0.1 | 2000 | 0.2 | ||
2500 | 0.25 | 2500 | 0.3 | 2500 | 0.3 | ||
3000 | 0.45 | 3000 | 0.7 | 3000 | 0.7 | ||
3500 | 1.1(MAX) | 3500 | 1.1 | 3500 | 1.2 | ||
4000 | 1.2(MAX) | 3700 | 1.3(MAX) | ||||
9300 | LIMIT | 9800 | LIMIT | ?? | LIMIT |
数字以上に,ブーストの掛かりがよく感じています。
純正エキマニに戻しまていますが,3500回転も回せばほぼ最大ブーストに届くので,
街乗りでもかなり乗りやすいですね。(長崎は坂が多いので低回転域が重要なのです)
NEWSのエキマニ装着時とあまりブーストが変わらないのは,エンジンの調子が好調ではなか
ったのが原因なのかもしれません。(極太エキマニなので低回転域はつらいのかも)
燃費も悪くないですよ。現在のところ,街乗りで 15km/L です。
スズキスポーツ N2 コンピュータ 左上のROMが変更されています。
ハーフウェイ N2 コンピュータ
右上の追加ROMにてデータを変更
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