名機 F6A DOHC エンジンの特徴を最大限引き出すために中型タービン(RHB31FW)
を設定。また,最良の状態で運転できるよう,必要なインジェクター・コントロール用
コンピュータ・プラグ・ガスケットをセット化し,信頼性を十分に高めた100馬力仕様。
2005年11月 走行距離 151,000
以前,A/R 9 のこのF100キットを装着していましたが,低速重視に変更しようと MGM
の A/R 7 純正インジェクション仕様のタービンに変更しました。 しかし,純正インジェク
ション仕様だっただめ,かなりのパワー&トルクダウンを感じ,早々にタービン交換すること
になりました。
いろいろなタービンを検討しましたが,低速を重視すると結局また RHB3 に落ち着きました。
信頼性を考慮して,またまた以前と同じスズキスポーツ製を装着することにしました。
低回転対策は,ブーストの掛かりを早くするために,エキマニ,触媒,フロント&中間パイ
プ等を変更し,排気干渉をできるだけ少なくすることに。
フロント&中間パイプの交換でも結構効果がありましたので,エキマニ,触媒まで換えると
A/R 7 のタービンよりも早く立ち上がるようになりました。
A/R 7 +ノーマル触媒時と,A/R 9 +メタル触媒でのブーストの掛かり具合を測ってみると,
A/R 7 | A/R 9 | |||
ノーマル触媒 | メタル触媒 | |||
回転数 | ブースト | 回転数 | ブースト | |
2000 | 0.15 | 2000 | 0.1 | |
2500 | 0.25 | 2500 | 0.3 | |
3000 | 0.45 | 3000 | 0.7 | |
3500 | 1.1(MAX) | 3500 | 1.1 | |
4000 | 1.2(MAX) | |||
9300 | LIMIT | 9800 | LIMIT |
A/R 7 = MGM カットバック 純正インジェクション仕様 ブースト設定 1.1
A/R 9 = F100キット 295ccインジェクション仕様 ブースト設定 1.2
(中間&フロントパイプ,エキマニ交換済み,0.5オーバーサイズピストン)
比較してみると,「A/R 9+メタル触媒」の方が「A/R 7+ノーマル触媒」よりもブースト値が
高いことがわかります。 また,回転数の上がり方も,A/R 9 の方がはるかに速いので
数値以上に A/R 9 のタービンの方が加速力があります。
以前は,4000回転以下であれば鈍いエンジンでしたが,現在では 3500回転もあれば
ほぼフルブーストまで立ち上がるので低速での不満もほとんどありません。
トルクも A/R 7 のタービンとはまったく異なるので,この仕様は街乗りにはかなりお勧めです。
インレット側
エキゾースト側
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