Air Cleaner

Power Chamber

 Air Cleaner
  ZERO1000
   Power Chamber Type-Kcar
    DA64,62ターボ用
     106-KS004  \22,800
   フィルターカバー
    KS110フィルター用
     913-A001   \3,500
       製造発売元 ZERO1000


feature

 パワーチャンバーは、エンジンが必要とする空気量を調節するスロットルから、
空気を取り入れる入口にあたりゴミやホコリを取り除くフィルターまでをアップグ
レードするインテークシステム。
 吸気抵抗を低減するパイプレイアウトや、吸気干渉を緩和し吸入効率を高める
チャンバーを組み合わせた結果、限られた排気量の軽自動車流の吸気チューニ
ングを実現。

my impression 2009年7月 走行距離 15,000

 NA車のパワーアップで好評のエアクリ,ZERO1000 「パワーチャンバー」
 独特のサクションパイプによるチャンバー効果で,低速トルクを犠牲にすることなく
パワーアップが望めるという商品です。

 軽自動車用にも開発が進められ,ラインナップも豊富にそろっています。
 エブリィDA64,62ターボ用も準備されているので早速付けてみました。


Power Chamber
 エブリィ用の内容物。DA64,62共用なのでDA64には不必要な部品もあります。
 ステーはDA62用として組んであり,DA64では組み直す必要あり。(後述)
 一番右側は別売りのフィルターカバー。
 


 純正サクションホースの内径はφ45ですが,このアルミサクションパイプは入り口・
出口ともに外径φ50(フィルター部も) ジョイント部は異形ホースになっています。
(左上)

 特殊コーティングされたアルミパイプとドライカーボン製チャンバーで見た目にも綺麗
ですね。 このサクションパイプ,見た目以上に軽く作られています。

 では,取り付け。


純正エアクリボックス
 純正の箱形エアクリーナー


 まず,純正のサクションホースとエアクリボックスを取り外します。


Power Chamber
 サクションホースとボックスを取り外しました。


 次に,純正のインテークパイプに異形ホースを取り付けます。


Power Chamber
 純正側がφ45,パワーチャンバーのサクションパイプ側がφ50


 純正エアクリボックスの固定ステーに,パワーチャンバー用のステーを取り付けます。


Power Chamber
 梱包されていた状態で取り付けましたが,どう考えてもこの位置ではフィルターを
 固定できません。
 取説をよく見ると,ステーの取り付けが逆でした。組まれているステーを一端取り外して
 付け直す必要あり。
 (取説に書いてくれていればいいんですが,これはDA62用に組まれているようです)

 (写真は間違った取り付け)


 さて,装着後のインプレッションですが,
 まず感じたのが,むき出しエアクリにしては「静かだなぁ」ということ。
 比較の対象はHKSのパワーフローなんですが,あれほど吸気音がうるさくなることはあり
ません。

 もちろん,純正エアクリボックス時とくらべると,「シュー」という吸気音と,アクセルオフ時
のブローオフの噴き戻し音がはっきりと聞こえるようになるので,気分的にはとてもレーシ
ーな雰囲気を味わえます。

 むき出しタイプのエアークリーナーに交換すると,低速時のトルクがダウンしてしまいます
が,特にそのような感覚はありませんでした。
 チャンバー効果が現れているということなのでしょうか?

 理論的には,アクセルオン時は貯めてあるエアが一気に流れ込むことでブーストの立ち
上がりがよくなり,アクセルオフ時は逆流するエアと吸入中のエアの干渉を抑え,再度アク
セルオン時のフィーリングを改善するらしいです。

 むき出しエアクリの弱点を克服したパワーチャンバー。これはイイぞ!

 フィルターは赤と青の2種類が用意されているようです。
 乾式タイプですが,走行5000K〜10000Kでの交換をメーカーでは勧めています。

 別売りのフィルターカバーも用意しました。
 第一の目的は遮熱。次の目的が雨よけ。

 装着しているときに気づいたのですが,とくに直接熱を受けるような場所でもなく,雨に関
しても,ほとんど心配のないような位置なので,必要なかったようですね。

 ただ,通気性はよくない場所なので,熱はこもるんでしょうね。
 エアダクトなんかを装着したようがいいかもしれません。


フィルターカバー
 フィルターカバー 一応遮熱と雨よけの目的ですが


 最後に気になるのがブローバイの戻り位置。
 写真の通り,チャンバー部に戻っています。
 これは純正ホースが長いため(加工しないため)にこの位置にしているんだと思いますが,
これではチャンバー部にブローバイが溜まってしまいますよね。
 ホースを切ってでも,パイプ部に戻してあげた方がいいと思うんですけど…
 それとも,あえてチャンバー部にブローバイを貯めて,キャッチタンク併用とか??(笑)
                   

Power Chamber
 パワーチャンバー 低速トルクの落ち込みがないむき出しエアクリです。



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