車はいろんな消耗品のパーツで作られています。
長く Every と付き合うために交換した純正パーツ,ブッシュ類等や Every にまつわる
話などを紹介します。
(サイト下方が古く,上方が最近の内容です)
平成20年7月 納車
DA64V納車前は,家族車(荷物用車)として Kei sport に6年半乗っていました。
当時はオーケストラ部の顧問でしたので,Kei の狭い荷台にコントラバスやチェロなど様々な
楽器を運んでいました。
一方,車好きとしては,我が Kei はスズキがモータースポーツの裾広げに行っていたワンメー
クレースに参戦するため,レース用に仕上げ参戦。 その後,リコール問題から突然のレース中
止事件等,様々思い出が詰まった車でしたが,平成20年度の転勤で太鼓部の顧問となり,太鼓
の運搬のためにバンタイプの車が必要となって買い換えました。
車を買うにあたっての絶対条件が,
・マニュアルミッション
・64PS ターボ
あと,高速道路を頻繁に利用するので,オーバートップギア時に回転数が極端に上がらないこと。
ということで,DA64V ジョインターボになりました。
4ナンバー軽貨物車ということで,外観やタイヤ等,どこからみても商用車なのですが,脱商用車
ということで,フルエアロ,タイヤ&ホイール,HID,純正ワゴン用部品流用,後付メーター,ステアリ
ング,アーシング等,納車時に結構大胆なモディファイを行い納車しました。
(いつもお世話になっているスズキ自販さんに,わがままを通してもらいました)
ここのリンク先が,納車時の下廻り写真です。 新品って気持ちがいいですね。
ノーマルキャリパーはシルバー塗装されていました。パッドはグリーンです。
残念ながら,バンはベンチレーテッドにはなっていません。
以下は,購入前にスズキのエブリィワゴンとダイハツのハイゼットカーゴの違いを調べた記録です。
2008年6月調べ
軽ワゴンタイプの購入が決定していますが,全く無知の分野
なので車種・グレードともにどういう違いがあるのかわかりません。
というわけで、カタログ上の違いをあげていきます。
絶対条件として,
・マニュアルトランスミッション
・64PSターボ
となると,スズキ,ダイハツともに乗用タイプのワゴンでは設定が
なく,商用タイプのバンとなってしまうようです。
ということで,商用タイプの
・スズキ エブリィ JOINターボ
・ダイハツ ハイゼットカーゴ クルーズターボ
を比較します。
まず、その1として、カタログ上にみる主要装備の違いを見ていきます。
エブリィにあって,ハイゼットにないもの
・助手席前倒し機構
・セキュリティーアラーム
・リアヒーター
ハイゼットにあって,エブリィにないもの
・オーバーヘッドシェルフ
・大型グローブボックス(A4収納可)
(エブリィも大型ですが,A4収納不可)
フロントスピーカー
・エブリィ 16cm,ハイゼット 10cm
(この違いは大きいですね)
んーん,エブリィが有利のようですね。
助手席前倒し機構は長物を運ぶときには必須ですよね。
エブリィの助手席 前倒し機構
比較その2はカタログ上にみる主要諸元の違いです。
どちらもハイルーフでの比較です。
寸法は車高もあわせ全く同じですが,
全長 3395mm
全幅 1475mm
全高 1875mm
車重も同じく920kg
エブリィ ハイゼット
室内長 1670 1765
室内幅 1240 1270
室内高 1195 1235
荷室床面地上高 665 635
最低地上高 150 160
ホイールベース 2400 2450
トレッド(前) 1300 1305
最小回転半径 4.1 4.2
最大積載量 350 200
最高出力 64PS/6500 64PS/5700
最大トルク 10.5/3500 10.5/2800
圧縮比 8.4 9.0
10・15燃費 17.0 16.6
数字でみると,室内はハイゼットの方が広いようです。荷室床面の高さも結構差がありますね。
低い方が荷物を入れやすいと思います。
(でも,オーナーさん達の評価をみるとエブリィの方が使いやすいんだとか…)
ホイールベースはどちらも結構長いですが,それでもハイゼットの方が5cm上回っています。
ハイゼットの最大積載量は,他のグレードが350kgなのに対してクルーズだけが200kgになってい
ます。
柔らかいサスペンション仕上げで街乗りの乗り心地を良くしようとしているのだと思います。でも,
その反面高速走行やロールは厳しいんでしょうね。カーブでグラッと怖い思いをするんじゃないで
しょうか。
私としては,高速で怖い思いをするのは嫌なのである程度街乗りを犠牲にしても堅いサスペンショ
ン仕上げの方が好きです。(これで初めから車高が低ければ文句ないんですけど)
エンジンはそれぞれに熟成されたK6AとKF-DET。数字でみると,発生回転数に違いがありますが,
まぁどちらも不満はないでしょうね。
燃費はエブリィが勝っています。ギア比の問題でしょうが,このターボの燃費,なんとNAよりも良いん
です!!
室内の広さ・ホイールベース長ではハイゼット,燃費・最大積載量(私にとっては足回りの堅さ)では
エブリィの勝ちですね。
内装についてカタログを見た限りでは、エブリィのJOINターボは商用車の割には乗用パーツを結構
使って乗用っぽく頑張っているのに対して、ハイゼットクルーズターボはまだいかにも商用という感じ
がして寂しいです。(CDプレーヤーなど)
上がエブリィ,下がハイゼット
比較その3はカタログ上のギア比から高速走行におけるエンジン回転数を見ていきます。
2WDターボ車での比較ですが,ATも一緒に載せてみました。
各ギア比は以下の通りです。
5MT 4AT
エブリィ ハイゼット エブリィ ハイゼット
1速 5.106 3.769 2.875 2.730
2速 3.017 2.389 1.568 1.526
3速 1.908 1.636 1.000 1.000
4速 1.264 1.000 0.696 0.696
5速 1.000 0.838
最終
4.300 5.571 5.375
5.571
なんと,エブリィのMTは5速がオーバードライブではなく,直結なんですね!ということはクロスミッション
か??(嘘)
それでも,超低ギアという訳ではなく,最終減速比で帳尻を合わせているようです。
(なんて超高ギアのファイナル)
タイヤを165/60/14インチを履いたとしてスピードと回転数の関係を計算してみました。
時速100キロ時の回転数は,以下のようになりました。
エブリィMT ハイゼットMT エブリィAT ハイゼットAT
4120 4475 3600 3715
カプチーノとkeiのMTは,どちらも時速100キロ時の回転数は3900ですので,エブリィMTの4120はまぁ
許容範囲でしょうか。
ハイゼットの方が回転数は上がるようです。それにしても,AT車の高ギアは高速では静かでしょうね。
同様に高速走行での回転数における時速を出してみました。
5MT 4AT
エブリィ ハイゼット エブリィ ハイゼット
4000回転 97 89 112 108
5000回転 121 112 139 134
6000回転 146 134 167 161
7000回転 170 156 195 188
ちなみに,NA車となると,もっとローギアになります。
時速100キロ時の回転数は,
5MT 3AT
エブリィ ハイゼット エブリィ ハイゼット
4900 5350 5610 6000
NAでは高速は走れませんね。時速100kmで6000回転なんて恐ろしい…
(なぜに3速AT? アトレーにNAがないのはこういう理由か??)
よく比較してみると,
・ターボ車は,エブリィ(MT/AT)ハイゼット(AT)ともに乗用・商用で同じギア比
・エブリィのNA
AT車は,乗用よりも商用の方が最終のみローギア化
・MT車は,NAとターボではエブリィ・ハイゼットともにNAがローギア化
(エブリィは最終のみ,ハイゼットは1速と最終のみ異なる)
やはりエブリィが有利のようです。
Copyright(c)2000 Skinski All rights reserved