開弁温度をノーマルより10〜15%下げる事により,冷却水温度が完全に上昇する
前にラジエターに循環させることで冷却の遅れを防ぎ,オーバーヒート防止は勿論の事,
エンジンの能力を最大限に引き出す。
2008年7月 走行距離 0
EVERY DA64 のノーマルサーモスタットの開弁温度は88℃。
ラジエータキャップの開弁圧は 1.1kPa と高めに設定されており,電動ファン作動開始温度
がなんと 100℃(NAは98℃)。 つまり,通常の街乗り運転しててもアイドリングが長引いた
りすると水温が普通に100℃を超えちゃうことになります。
水温計のワーニングを100℃にしていると,街乗りでも警告音がなってしまう事態になって
しまうので,対策としてある程度早い時点でラジエターの循環を行わせるためにローテンプ
サーモスタットを納車時にいれることにしました。
スズキスポーツには68℃開弁のサーモスタットがありますが,以前ハーフウェイさんに無理
言って K6 用 71℃開弁サーモスタットを Kei ワンメークレース用に作ってもらい,使用したと
ころ日常使用でも全く問題なく,冬場にヒーターが効きにくくなるといった現象も皆無だったので,
今回もこれをEVERYに付けてみることにしました。
普段渋滞に巻き込まれることがないからでしょうが,水温が100℃を越えることがありません。
街乗りでは69℃から74℃を行き来しています。冬場でもヒーターはちゃんと機能していますので,
オーバークールの心配はなさそうです。
ちなみに,インフォメーターでは水温が常に5〜10℃高めの温度を指しています。 計測位置の
違いによるものです。 純正水温計?のクールランプは水温55℃で消えるようです。
ラジエターファンが回ることが少なくなるので,街乗りでは騒音的にも快適です。
(ウォームアップ時の水温変化をみていると,65℃で開弁しているようです)
ハーフウェイの71℃開弁サーモスタット
真上からみたところ。
71℃開弁が刻印されています。
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