美しいローフォルムとストリートでの快適な乗り心地に重点をおいて開発。
4輪ネジ式車高調整により前後車高のバランスも好みに合わせて調整可能。
フロントショックに倒立式,リアショックに正立式を採用。減衰力固定式。
バネレート フロント 5kg(ヘルパースプリング付)
リア 4kg
減衰力 フロント 160/60n
リア 100/30n
2004年8月 走行距離 25,000
平成16年6月,kei ワンメークレースがシーズン途中で突然の終了し,レースエント
ラントのみなさんはスズキとの間でトラブルを抱えていましたが,私も約1ヶ月後に示談
が成立しました。 それで,kei でサーキットを走ることはもう辞めようと思い,街乗り用
のサスを入れることにしました。
レース用のバネレート(フロント 10kg,リア 8kg)は,高速走行の安定性は抜群なの
ですが,街乗りでの乗り心地は最悪。ちょっとしたギャップを乗り越えるとバンバン跳ね
てしまいます。
そこで,バネレートを下げようといろいろとサスペンションを探してみました。
候補1 スズキスポーツ 4輪車高調 フロント7キロ,リア 5キロ
候補2 ハーフウェイ キャットウォーク フロント4.7キロ,リア 3キロ
候補3 スズキスポーツ コンフォート4輪車高調 フロント 3.5キロ,リア
3キロ
私が理想とするバネレートは,キャットウォークのフロント4.3kg,リア3.0kgあたり。
でも,キャットウォークは車高があまり下がらないのでちょっと寂しいかなと…
(イイ足なのですが,kei は車高が高いので重心を下げるとかなり変わります)
スズキスポーツのフロント7キロ,リア 5キロのバネレートは,フロント 10キロ,
リア 8キロと比べると理想的な数字だと思いますが,キャットウォークと比べると
やはりかなり跳ねるとのコト。
スズキスポーツのコンフォート4輪車高調はバネレートが低すぎるので,車高を下げて
スポーツ走行すると,ロールを抑えきれずにバンプ時にタイヤハウスに干渉してしまいます。
いろいろと探していると,CARROT というブランドのワゴン車用4輪車高調が,フロント
5キロ,リア4キロのバネレートであるではありませんか!
kei は,ワゴンR用と共用で取付が可能だとか。
街乗り用というコトで減衰力不足がちょっと心配でしたが,試しに装着してみました。
この4輪車高調はワゴンR用なのですが,MC21S と CT21S とも共用。
これは,ハブキャリア取付部に変換プレートを装着することによりキャンバーを調整し,
共用を可能としています。 kei は,MC21Sと共通となっています。
アイデア的には,この部分でキャンバー調節ができるのでおもしろいなと思いました。
マジックキャンバーなど付けなくても,この変換プレートを自作すればキャンバー調整が
できそうです。
アッパーマウントは純正を使用するので,ベアリングとともに新調しました。
装着後ですが,リアの車高が思ったほど落ちません(汗)
kei 専用品ではないからということなのでしょうね。
目一杯下げても,リアは指2本くらい入る車高から落ちないんです(涙)
スプリングの固定皿をボディに直付けするまで上げて,指1.5本分入る程度まで
落としました。
乗り心地はノーマルと比べると跳ねるのでしょうが,レース用のバネからの変更なので,
かなり乗り心地がよくなりました♪
減衰力不足の心配もありましたが,予想を反して楽しいコーナリング速度を維持できます♪
車高は,地上からフェンダーの内側(下限の方)まで前後とも 59.3cm にあわせています。
指は2本が少し斜めにして入る程度。(最終的には 58.5cm にしました)
スズスポの車高調の時は,指1本が斜めしないと入らない程度落としても充分走れました
が,このバネレートでは,その車高ではロールしたときにタイヤハウスに干渉してしまうので
指2本程度にしました。
前後の重量バランスを考えると,前下がりの方がイイと思いますが,現在はこれ以上リアを
上げたくないので,前後同じ車高です。
キャンバーはフロントが結構ネガティブに入ります。 レース用の4輪車高調でベタベタに
車高を落としていてもキャンバーは入らなかったので,ジオメトリの変化からではネガキャン
になっているのではなく,このサスペンションの構造上キャンバーが入るみたいです。
タイヤの片ベリが起こるほどではなく,コーナリングにちょうど良い程度になってます。
リアですが,皿を目一杯上げて指 1.5本入る程度に落ちます
Carrot RM / K-Wagon
フロント 指1.5本分入る程度。(フェンダーまで 58.2 cm)
リアも指1.5本分入る程度落ちました。(フェンダーまで 58.5cm)
Copyright(c)2000 Skinski All rights reserved