2006年10月 走行距離 49,000
レバー比をノーマルから変更し,ストローク量を約15%短縮。
スポーツ走行の際に素早いシフトチェンジができる。
支点からノブまでの距離を短くするのみではなく,支点とワイヤー取付部の
距離を伸ばすことによって,より一層のショートストローク化を実現。
付属のジュラコン製シフトノブを装着することにより,最適なシフト操作を実現。
Kei のシフトレバーはかなり長く,シフトフィーリングもグニャッとしていて,お世辞でも
気持ちの良いシフトフィーリングとは言えません。 なんとか,この感触をスコッと入るも
のしたものに変更したいと思っていたところ,ついにスズキスポーツから kei
用のクイック
シフト,SS-SHIFTER が発売されたので早速装着してみました。
スズキスポーツのHPからラパン用SS-SHIFTER
図の通り,支点の位置は変更せず,支点より上のレバーを短く,下を長くすることで
シフトの移動距離をノーマル比15パーセント短縮するというものです。
私的には,支点を上げて支点よりも下のレバーを更に長くすることで,もっとクイック
になるとは思うのですが,15%というのが微妙な数字です。
左がノーマル,右がSS-SHIFTER
写真の通り,支点より上は 3cm 程度短くなっています。よってシフト位置は明らか
に下がります。 支点より下はというと微妙ですね。ほんの気持ち程度の延長のよう
に見えます。 これでクイックなシフトに変化するのか??
取付についてはいたって簡単でした。 ノーマルを取り外して SS-SHIFTERに取り
替えるだけ。 グリスポイントにはちゃんとグリスを塗ってくれていたので本当にポン
付けでした。 このあたりの配慮は嬉しいところです。
装着したところ,その変化はかなり微妙…。
シフト位置が下がっているのでその変化はすぐに感じますが,支点より下の延長分
の変化(ストローク量の変化)は予想通りあまり感じませんでした。
シートはラパン純正オプションのレカロシートを装着していて,座面が 3〜4
cm 下が
っているので,シフト位置に関しては全くは問題ありません。 ただ,ノーマルシートだ
と,ちょっと下がりすぎと感じるかもしれませんね。
付属のジュラコンシフトノブは,ノーマルノブと装着位置に変化がなかったので,敢え
てノーマルを再利用しました。
クイックシフトのデメリットはというと,
・シフト操作の重量が重くなる。
・ギアの位置がわかりにくくなる。
ことがあげられますが,この SS-SHIFTER では全く問題なしですね。
ほとんど変化なしと言っても過言ではありません。
ということは,まだ更なるクイック化が可能なので,思い切った設定をして欲しかった
ですね。 少なくとも,コスト分の体感が欲しいところデス。
ちなみに,もともとシフトレバーが短いカプチーノ用のクイックシフトでは,ノーマル
のシフトノブではシフトチェンジが重くて入れられないほど変化していました。
(シフトノブを重量のあるものに換えると入りやすくなります)
また,どのギアに入っているのか,たしかにノブに手を乗せてもよくわからないほど
でした。 あまりの変化にノーマルに戻しましたが,kei はもともとシフトレバーが長い
ので,もっとストロークの少ないクイックシフトにして欲しかったと思います。
ちなみに,Z系のノーマルMTスイフトの方が,遙かにシフトフィーリングがイイと感じます。
コストの割には,あまり感動のない商品でした。 残念…。
さらにレバーを短く加工して,その分土台を底上げすれば更なるクイック化が見込めそう
です。 ワイヤーなので,5cmほど底上げ出来そう…
SS-SHIFTER を装着したところ
シフト位置は明らかに下がっています。
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