横浜・中川駅前歯科クリニック
いびき・睡眠時無呼吸症候群 Q&A
Q.どのような病気ですか?
A.睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に無呼吸(呼吸が止まること)が繰り返される病気です。その結果、十分に睡眠がとれず、日中の眠気、仕事の能率低下、居眠り運転事故などを引き起こしやすくなります。
また、無呼吸は循環機能に負担をかけるため、不整脈、高血圧、心不全などの症状が高い確率で現れます。
Q.病気にかかりやすい人はどのような人ですか?
A.肥満や老化によってかかりやすくなります。また、元々下顎が小さかったり、舌が大きい人、顔が面長な人、睡眠薬や精神安定剤を飲んでいる人もかかりやすいといえます。
Q.肥満でなければ大丈夫ですか?
A.肥満でなくても、いびきをかいたり、病気にかかっている人は多くいます。特に日本人は、顔や首の形態から、肥満でなくても発症する割合が高いといわれています。
Q.いびきはかきますが、よく眠れていますし、日中の眠気もありません。睡眠時無呼吸症候群の可能性はありますか?
A.全く自覚症状がなくてもかられている人は多くいますので、注意したほうがよいでしょう。
家族に寝ているときに呼吸が止まっていると指摘されて受診したり、心臓発作など全身の病気によって入院し、そのときにおこなった検査によって睡眠時無呼吸症候群だと指摘されて来院される方もいます。
Q.そもそも「いびき」は何で体に悪いのですか?
A.いびきは気道が狭くなることによっておきます。気道が狭くなると、体内に空気が十分に送り込まれず、循環機能に負担をかけ、不整脈、高血圧、心不全などの症状があらわれることもあります。
また、いびきをかいていると眠りが浅くなり、朝起きられなくなるだけでなく、日中の眠気をもたらし、仕事の能率が低下したり、交通事故などを引き起こす一因になります。
Q.睡眠時無呼吸症候群かどうかを調べる方法について教えてください?
A.医療機関に一晩宿泊して、終夜睡眠ポリグラフ検査と呼ばれる精密検査おこなうか、医療機関で腕時計ほどの大きさの装置を借りて簡易ポリグラフ検査をおこないます。
Q.睡眠時無呼吸症候群の治療にはどのようなものがありますか?
A.睡眠時無呼吸症候群の治療法には、呼吸器科、循環器内科、内科でおこなう鼻にマスク(CPAP)を装着する方法、歯科でマウスピース(スリープスプリント)を作製する方法、耳鼻咽喉科、小児科で手術(外科手術)をおこなう方法があります。
Q.鼻にマスクを装着する方法とスリープスプリントの違いは何ですか?
A.鼻にマスク(CPAP)を装着する方法は、中等度から重度の方に最も適しています。スリープスプリントは、軽度から中等度までの方に最も適しています。
Q.手術で治す方法はどうなのでしょうか?
A.昔は手術が第1選択とされていましたが、必ずしも治療成績がよいとはいえませんでした。1998年に鼻にマスク(CPAP)を装着するに治療が、2004年にスリープスプリントが健康保険適応になったため、現在ではこれらの治療法が多用されています。
小児の睡眠時無呼吸症候群に関しては、アデノイドと扁桃肥大によるものがほとんどですので、手術による方法が第1選択とされています。
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