地震、津波、台風、豪雨、豪雪、洪水など、大規模災害時のお口のケアについてのまとめです。クリックすると表示(PDF)されますので、避難生活の際などにご活用ください。
当クリニック地域での大規模災害時に電話(045-910-2277)がつがりにくい場合は、可能な限りメールにてご返答させていただきます。また、X(ツイッター)、ホームページにて当クリニックの状況をお知らせいたします。
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災害時のお口のケア(災害関連死)
災害発生時は肺炎による死者が増加します。災害発生時は口腔ケアの不足による口内の細菌数増加、水不足による口腔乾燥、体力の低下、ストレスにより、誤嚥性肺炎を中心とする肺炎による死者が増加します。
一例として東日本大震災の発生から3ケ月ほどの間、宮城県気仙沼市内の3病院では肺炎による入院が2.4倍、肺炎による死亡が3倍に増加しました。過去の災害でも災害関連死者の15〜27%が肺炎を原因としています(下図)。
元気な人でも災害時は肺炎の発症リスクが高まります。命を守るためにもお口のケアが重要となります。
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阪神・淡路大震災 |
中越地震 |
東日本大震災 |
熊本地震 |
発生年 |
1995年 |
2004年 |
2011年 |
2016年 |
災害関連死 |
921人 |
52人 |
3773人 |
197人 |
肺炎による死者 |
24% |
15% |
27% |
26% |
●災害時のお口のケア(啓発用パンフレット)
下記は厚生労働省、日本歯科医師会等が作成した啓発用パンフレット(PDF)です。クリックするとご覧いただけます。ご参考になれば幸いです。
左 災害時のお口のケア(日本歯科医師会)
右 災害時の口腔ケア・歯科治療 平易なQ&A(日本口腔ケア学会)
左 災害時のお口の手入れ 子ども版(厚生労働省)
右 災害時のお口の手入れ 成人・高齢者(厚生労働省)
左 非常時の口腔健康管理 水がない場合(日本歯科医師会)
右 非常時の口腔健康管理 水がある場合(日本歯科医師会)
大規模災害発生時における口腔ケア活動の意義と実際(東京医科歯科大学)