●ウェルデンツとは
ウェルデンツは、2003年から国内の歯科大学などで研究おこなわれ、2008年に新素材を見出し、2011年に厚生労働省に認可された樹脂です。ウェルデンツの名称にはウェルカム・デンタルという意味が込められています。NHK、朝日新聞などのマスメディアに取り上げられ、大きな話題を集めました。
日本だけでなく、韓国、アメリカ、オーストラリア、シンガポールで使用が認可されるなど、ウェルデンツの使用は世界へ広がっています。
軟らかく削れやすい樹脂のため、主に入れ歯として使用されますが、さし歯、かぶせ物(クラウン)、部分的なつめ物(インレー)などにも使用されることもあります。一部のかぶせ物(硬質レジンジャケット冠)以外は、健康保険適応外となっています。
ウェルデンツ・クラウン(奥歯)
ウェルデンツの紹介記事(朝日新聞)
NHKゆうどきネットワーク・特集「自分の歯は残したい!画期的な新素材」でウェルデンツを紹介
当クリニックではウェルデンツ・ノンクラスプデンチャーのみを取り扱っています。ウェルデンツ提携歯科医院に指定されています。
●ウェルデンツ・ノンクラスプデンチャー
ウェルデンツ・ノンクラスプデンチャーは、ノンクラスプデンチャーの一つで、金属製のバネを使用しない入れ歯です。
主成分のポリプロピレンは、強度と弾力があるため、人工関節やコンタクトレンズなどの医療材料としても使用されています。金属製のバネを使用しないため、目立たず審美性に優れています。また、入れ歯を薄くできるため、軽くて違和感が少ない特徴があります。
ウェルデンツ・ノンクラスプデンチャー
関連するページ ノンクラスプデンチャー(ノンメタルクラスプデンチャー) Q&A
●ウェルデンツ・ノンクラスプデンチャーの特徴
他のノンクラスプデンチャーと比較して、下記の特徴があります。
1)衛生的
入れ歯の素材であるプラスチックは水分を吸い取る性質(吸水性)があります。吸水性のため、唾液の中の細菌や食物の水分が吸収、付着して臭いの原因となります。ウェルデンツは吸水性がほとんどなく、臭いもつかず、衛生的です。
2)軽い
ほとんどのノンクラスプデンチャーは水の中に入れると沈みますが、ウェルデンツ・ノンクラスプデンチャーは水に浮かぶほど軽量です。入れ歯独特の違和感はありません。
3)柔らかい
硬すぎる材料はかみ合わせる歯を痛めることがありますが、ウェルデンツは素材が柔らかいため、歯を痛めることはありません。
4)入れ歯を小さくできる
残った歯の状態にもよりますが、1〜2本の入れ歯であれば、入れ歯の歯肉にあたる部分をつけずに済むため、健康保険のプラスチックの入れ歯、健康保険外の金属の入れ歯、他のノンクラスプデンチャーよりも入れ歯を小さくできることがあります。
歯肉の部分がないウェルデンツ
ウェルデンツのように面積を小さくできる入れ歯として「コンティース(違和感の少ない入れ歯)」があります。
5)修理が可能
多くのノンクラスプデンチャーは、調整や修理がしにくいという欠点があります。1週間ほどお預かりして、歯科技工所で調整や修理をおこなうこともよくあります。
ウェルデンツ・ノンクラスプデンチャー(アクリル床タイプ)は、健康保険の入れ歯と同様に歯科医院での調整や修理が簡単にできます。
●ウェルデンツ・ノンクラスプデンチャーの費用
ウェルデンツ・ノンクラスプデンチャーの費用は、12万円(税込)となります。ネオファイン・ノンクラスプデンチャーも同額となります。
関連するページ ノンクラスプデンチャーの費用
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