●フッ素入り歯磨き粉
歯磨き粉はフッ素入りを選ばれることをおすすめします。世界保健機関(WHO)や国際歯科連盟(FDI)はフッ素入り歯磨き粉の使用を推奨しています。
歯磨き粉の成分表示に、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、フッ化ナトリウム、フッ化第一スズと表示のあるものがフッ素です。フッ素は、市販されている子供用歯磨き粉のほとんどに含まれており、一定の虫歯予防効果があります。
フッ素の種類 |
特徴 |
主な歯磨き粉 |
モノフルオロリン酸
ナトリウム(MFP)
|
最も使われているフッ素です。多くの製品はフッ素濃度は900〜1000ppmとなっています。
|
ライオンこどもハミガキ
こどもクリアクリーン
|
フッ化ナトリウム |
Doクリアこどもハミガキ
クリニカライオンKids
|
フッ化第一スズ |
茶渋が付きやすくなるため、あまり使用されていません。 |
Home Gel |
お子様の歯磨き粉についてご不明な点等がありましたら、ご来院の際にお気軽にスタッフまでお問い合わせください。
関連するページ 歯磨き粉の選び方と使い方
●低濃度のフッ素入り歯磨き粉
保護者の方から「低濃度のフッ素入り歯磨き粉のほうがよいのですか?」と時々ご質問を受けます。
水道水、粉ミルクなどフッ素の利用が盛んな欧米諸国では、6歳以下の小さな子供はフッ素を摂りすぎる危険性があるため、フッ素濃度500ppm以下などフッ素入り歯磨き粉が推奨されていることがあります。
フッ素の利用がほとんどおこなわれていない日本では、年齢に応じてフッ素濃度が900〜1500ppmの歯磨き粉を使用するとのがよいでしょう。フッ素濃度については、500ppm未満の歯磨き粉では虫歯予防効果が低下し、250ppm未満では虫歯予防効果はないとされています。
毎日しっかり歯みがき
●推奨されるフッ素濃度と歯磨き粉の使用量
2023年1月に発表された4つの歯科学会(日本口腔衛生学会、日本小児歯科学会、日本保存歯科学会、日本老年歯科学会)の見解によると、推奨される歯磨き粉の量、フッ素濃度は下記となります。
●フッ素入り歯磨き粉の上手な使い方
1)フッ素を無駄にしないようにしましょう
フッ素入り歯磨き粉を使用すると、歯磨きが終わった後も、しばらくの間は口の中にフッ素が残り虫歯予防効果を発揮します。そのため、歯磨き後のうがいを過度にしたり、歯磨きが終わってからすぐの飲食は、フッ素の効果を半減させてしまいますので避けましょう。
フッ素スプレー フッ素ジェル フッ素塗布(歯科医院用)
関連するページ フッ素
2)歯磨き粉を嫌がるときは
うがいができるようになっても、歯磨き粉を嫌がるお子様がいます。そのような時は、アンパンマン、ミッフィー、ミッキーマウスなど、お子様が好きなキャラクターの入った歯磨き粉を使用するのも一つの方法です。
また、どうしても歯磨き粉を嫌がるときは、フッ素洗口(フッ素の入った水でのブクブクうがい)だけでもおこなうとよいでしょう。
うがい
関連するページ フッ素洗口
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
交通アクセス・駐車場案内図(横浜市都筑区、港北区など近隣よりご来院の方)
青葉区・宮前区からのご来院(横浜市青葉区、川崎市宮前区からご来院の方)
小田急線沿線からのご来院(東京都町田市、川崎市麻生区、多摩区などからご来院の方)
横浜線沿線からのご来院(横浜市緑区、相模原市などからご来院の方)
南武線沿線からのご来院(川崎市中原区、高津区などからご来院の方)
広域路線図 広域道路地図(神奈川県、東京都からご来院の方)
新幹線・飛行機でのご来院(神奈川県、東京都以外からご来院の方)
関連するページ 小児歯科 予防歯科