●パニック障害とは
    
    パニック障害は、突然訪れる不安や恐怖によって動悸、めまい、呼吸困難、吐き気、手足の震えといった発作がおき、生活に支障がでる状態をいいます。
    
    発作は死んでしまうのではないかと思うほど強く(パニック発作)、また発作がおきてしまうのではないかと不安になり(予期不安)、発作がおきやすい場所を避けるようになります(広場恐怖)。うつ病やアルコール依存症を合併することもあります。
    
    よくある症状としては、電車やエレベーターの中などの閉じられた空間では逃げられないと感じて、電車に乗れなかったり、外出ができなくなったりします。
    
    男性よりも女性に多く、一生のうちにパニック障害になる人は100人のうち1~2人とされ、非常に患者数の多い病気です。
    
    
    
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    ●パニック障害と歯科治療
    
    歯科治療においては、レントゲン室に入ったときに発作がおきた、治療で歯に当てた風(エア)が顔にかかったときに発作がおきた、また発作がおきてしまうのではないかと思い歯科医院に通院できない、一人では外出できないなどの問題が生じます。これらの症状は多彩で、患者さん一人ひとりで異なります。
    
    歯科治療を問題なく受診できる人が多いものの、治療に対する恐怖心が極めて強いとき(歯科恐怖症、先端恐怖症)は、鼻からガスを吸い込みリラックスして治療を受ける方法(笑気麻酔、ほろ酔い気分になる麻酔)、点滴を使用して眠ったまま治療を受ける方法(静脈内鎮静法)や全身麻酔をおこなうなどして治療をおこないます。
    
    
    一人で通院できない
    ご家族が付き添いで通院される方がいます。診療室では付き添いで治療を受けることも可能です。
    
    通院が全くできない、外出できない
    訪問歯科診療として歯科医師がご自宅で診療をおこなうこともできます。
    
    当クリニックでは横浜市都筑区、港北区、青葉区、緑区、川崎市宮前区等にお住まいの方に対して、訪問歯科診療をおこなっています(保険適応)。パニック障害の症状により外出ができない場合は、お気軽にご相談いただけたらと思います。
    
    治療が怖い
    少しずつ無理のない範囲で治療をすすめていったり、笑気麻酔や診療前の安定剤の服用により治療が可能になることがあります。
    
    当クリニックでは笑気麻酔は希望される患者様に対しておこなっています。静脈内沈静法はインプラント手術時のみおこなっております。全身麻酔はおこなっておりません。
    
    
    
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    ●パニック障害の患者様へ
    
    歯科医院では治療の際に不安なこと、心配なことなどがたくさんあるかと思います。病気があること話し、治療前に歯科医師、歯科衛生士などのスタッフに遠慮なく質問をしていただけたらと思います。
    
    また、怖くなったら治療を中断してほしい、付き添いの人を入れてほしい、診療台を倒しすぎないようにしてほしい、歯型をとるときは苦しくないようにしてほしい、治療前に薬を飲みたい、アイマスクを着けて治療を受けたい、ヘッドフォンで好きな音楽を聴きながら治療を受けたいなどのご要望等がありましたら、些細なことでも構いませんので、お気軽にお申し付けください。
    
    ほとんどの患者様は不安要素を取り除けば、通常の歯科治療をお受けになることができます。
    
    
    
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