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『のしてんてんPART5 2003 絵画展「空・間」北藪 和夫』きたやぶかずお
が5月3日・4日に開催。
平野・全興寺
(せんこうじ)で5月のゴールデンウィークの恒例行事となった現代美術作家 北藪 和夫氏の『のしてんてん・絵画展』。今年は境内全域のお堂の壁、庭の空間に新しい作品が展示された。
中庭の作品は樹木の新緑と風、光りによってその表情を変え、まるで感情をもった生き物のように見える、また庭石と一体化して根でもはったかのようにがっしりと力強く構えている。
本堂の作品は最近新たに試みている増殖する絵画作品。壁の広さにも負けない迫力がある。(展示には釘が使えず苦労したとのこと)またお堂の所々の壁、入口に展示しているので、お参りしている人が珍しがっていた。今年は特にアウトドアを意識したせいか、作品に今迄にない新しさを感じる。卵から雛が孵化する瞬間のようで作品に動きと何かを壊そうとするメッセージが伝わってくる。
▲今にも何かが誕生しそうな造形。

▲緑陰に佇む作品。

▲岩の上に岩が・・・

▲ここ4年、毎年観に来る近所の方。
女性は声楽家。
▲入口をシャットアウト

▲白壁にも・・・

▲灯籠堂の横に

▲寺の外門から100メートル離れた作品に引き寄せられた観覧者、今回の展示方法と作品に感動されて北藪氏と会話が弾む

▲寺の名物閻魔堂にも・・・
▲聖徳太子と薬師如来を祀ってる全興寺本堂の壁に増殖する作品群。
KITAYABU KAZUO Exhibition


▲全興寺西側
のしてんてN PART5 2003
絵画展「空・間」北藪和夫
2003年53日(土)・4日(日)
10:00am〜5:00pm
会場:全興寺(せんこうじ)
大阪市平野区平野本町4-12-21
TEL.06-6791-2680
作家住所/〒590-0504 泉南市信達市場2622-5
TEL/FAX:0724-83-4996
作家HP:http://www.eonet.ne.jp/~nositenten/
◎おおさか十三佛霊場第7番 ◎津の国八十八ケ所霊場第39番
高野山真言宗 全興寺 薬師堂 全興寺
全興寺創建:平野がまだ広茫たる野であった頃、聖徳太子によって薬師堂が建てられ、そこから人々が住み始め次第に平野の町が広がっていったと言われ、旧町名の平野野堂町の起源となっている。(寺伝)
取材・編集・写真:ストリート・アートナビ 中田耕志
このページ掲載日:5月4日 取材日:2003年(H15)5月3日

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