横浜・中川駅前歯科クリニック
口腔扁平苔癬

口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)とは
発症頻度は0.5〜1%程度、性別では女性に多く、年齢は40〜60歳代に多くみられます。

発症部位の大半は頬(ほお)の粘膜で、特に銀歯や入れ歯の金属バネなど、金属に接する粘膜に発症します。その他、下あごの歯肉、口唇、舌に発症することもあります。

自覚症状は接触痛が最も多く、口の中の荒れや出血、灼熱感、味覚異常などもあります。


症状

幅1〜2mmぐらいのレース状、網状の模様を呈することが多く、しばしば白い線状の内側に発赤やびらんを呈します。

網状の模様は時間の経過とともに赤みを帯びたり、その形状を変えます。

口腔扁平苔癬


原因

原因は不明とされていますが、金属アレルギー、口の中の金属(銀歯、入れ歯のバネ)、口の中の汚れ、喫煙、肝炎(B型肝炎、C型肝炎など)、ストレス、ウイルス、薬剤などが原因と考えられています。

多くの口腔扁平苔癬が口の中の銀歯など金属に接する部位に発症することから、また金属を除去すると完治することがあることから、金属アレルギーとの関連が指摘されています。特に歯科金属の一つ「アマルガム合金」に接する部位の発症率が高い傾向があります。

歯科用アマルガム


●治療
薬による治療のほか、金属の交換、歯の形態修正などがおこなわれます。

薬物療法
ステロイド軟膏、ビタミンA剤を中心に、ビタミンB剤、うがい薬なども使用されます。

金属の交換
口腔扁平苔癬に接する部位の銀歯や入れ歯の金属を交換します。


その他
歯の形態修正、切除、レーザー治療、アルゴンプラズマ療法などがおこなわれます。


診療科
皮膚科、歯科、耳鼻咽喉科などで治療をおこないます。


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