横浜・中川駅前歯科クリニック
歯科金属によるアレルギーについて

●金属アレルギーとは
「金歯」、「銀歯」などといわれるように、歯科治療では頻繁に金属が使われています。

「金歯」や「銀歯」は、単なる金や銀ではなく、金、銀、銅、プラチナ、パラジウムなど様々な金属が含まれている合金です。これらの金属によってアレルギーが引きおこされることがあります。

アレルギーとは体の拒絶反応です。通常、歯科治療で使用する金属ではアレルギーはおきません。ところが、歯につめた金属がイオン化して、溶け出して体内に入り、それを異物(敵)とみなした体が攻撃を加えると、炎症や障害を引きおこして、金属アレルギーがおきます。

金属アレルギーは、かなりの個人差があります。アレルギーがあっても症状としてでない人もいますし、皮膚に発疹ができる、手や足の皮がむける、皮膚がただれたり、化膿をおこすなどの症状がでる人もいます。

また、歯科金属を使用して数十年たってから突然発症することもあり、すぐに症状が現れるとは限りません。まさか口の中の金属が原因だとは思いもしない人が多いようです。


●症状

1.口の中の症状

舌炎、口内炎、口唇炎、口角炎、歯肉炎、口腔内扁平苔癬、インプラント周囲炎

2.全身の症状
掌蹠膿疱症、扁平苔癬、接触性皮膚炎、湿疹、蕁麻疹、アトピー様皮膚炎


●検査
最も使用されている検査方法はパッチテストです。パッチテストは、歯科治療に使用される金属に対応したばんそうこうを皮膚に貼り、どの金属に反応しやすい体質なのかを調べる検査です。

金属がイオン化して溶け出すことを、溶出といいます。溶出した金属のイオンが体内に入り、それを異物とみなした体が攻撃を加えると、アレルギーがおきます歯科用金属溶出傾向測定装置は、アレルギーの原因となる、溶出している金属が口の中にあるかどうかを診断します。

パッチテスト試薬


●治療
特定の金属にアレルギーがあることが判定した時点で、口の中に入っているその金属をアレルギーのない金属やセラミックスなどに変えていきます。また、日常触れる可能性のある金属に対する生活指導をおこないます。


ホーム

治療内容

金属アレルギー

[電話番号]
045-910-2277