健康保険適応のインプラント

健康保険が適応外であったインプラントですが、2012年から健康保険が適応になりました。ただし、全ての人に適応になるわけではなく、治療をおこなっている医療機関も限られたものとなっています。

インプラント手術 インプラント手術(当クリニック)



●インプラントが健康保険適応になる条件

インプラントが健康保険適応になるには、口の中の機能回復がインプラントでないと難しいと判断された場合です。虫歯や歯周病によって歯が失われた場合は適応になりません。具体的には、下記項目のいずれかに当てはまる必要があります。


1)上あごの骨(1/3以上)が連続して失われていて、鼻や副鼻腔につながっている。

2)下あごの骨(1/3以上)が連続して失われていて、腫瘍などの病気で切除された。

3)生まれつきあごの骨(1/3以上)が連続して失われている状態。

4)病気や怪我で広範囲にわたってあごの骨が失われ、骨移植などで治した場合。



●インプラントが健康保険適応になる医療機関

健康保険が適応になるインプラント治療は、下記全てを満たした医療機関でおこなうことができます。歯科医院では治療をおこなっておらず、歯科大学病院など一部の病院で治療をおこなっています。

日本には約7万の歯科医療機関(歯科医院、病院歯科)がありますが、健康保険適応のインプラント治療をおこなうことのできる医療機関は、253施設(2015年現在)となっています。


1)ベッド数が20床以上の歯科、もしくは口腔外科を標榜する病院。

2)当直の体制が整っていること。

3)国の定める医療機器、医薬品の保管、安全確保の体制が整備されていること。

4)国の定める経験の積んだ常勤歯科医師が2名以上勤務していること。

歯科大学病院 歯科大学病院(東京歯科大学水道橋病院)

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インプラントが健康保険適応になったときの費用

健康保険外でおこなうインプラント治療に比べると費用は安く済みますが、負担の割合(0〜3割負担)によっても費用は異なります。また、健康保険が適応になる人は大がかりなインプラント治療が必要となることが多く、細かな比較は難しいといえます。

健康保険適応のインプラント治療の主な項目としては下記があります。下記以外にも初診・再診料、画像診断料(レントゲン撮影費)、材料費、投薬費などがかかります。


1)診断料(広範囲顎骨支持型補綴診断料)
1800点(1.8万円)

2)手術費用(広範囲顎骨支持型装置埋入手術)
1回法
14500点(14.5万円)

2回法
1次手術 11500点(11.5万円)  2次手術 4500点(4.5万円)

3)上部構造の費用(広範囲顎骨支持型補綴)
ブリッジ(あご1/3につき) 18000点(18万円)
入れ歯(片あごにつき) 13000点(13万円)



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