無切開手術(フラップレスサージェリー)とは、インプラント手術の際に、歯肉を切らずにインプラントをあごの骨に入れる治療方法です。インプラント治療に伴う痛みや腫れを少なくでき、治療期間を短縮することができます。
    
    
    
    ●無切開手術(フラップレスサージェリー)の方法
    
    手術前にCT撮影とコンピュータガイドシステム(1)により、精密な診査をおこないます。
    診査後にインプラントを埋入するための手術ガイド(2)を作製します。手術時は歯肉に小さく穴をあけ、歯肉を切らずに手術ガイドを使用してインプラントをあごの骨に入れます。
    
    
    
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    ●無切開手術(フラップレスサージェリー)の利点
    
    手術時の痛み、腫れ、出血を少なくすることができます。
    
    手術時間を短縮できます。
    
    
    
    ●無切開手術(フラップレスサージェリー)の欠点
    
    適応症例が限られます。
    
    切開せずにできる手術は難易度の低い手術が多く、切開しても多くは切開に伴う痛みや腫れはほとんどありません。
    
    骨の形が直接見えない中での治療となるため、通常のインプラント埋入手術に比べると高度な技術が要求されます。また、骨の形を整えたり、骨を移植する処置ができません。危険性も高まります。
    
    手術前のCT撮影とコンピュータガイドシステムによる診断が必要となります。
    
    経験豊富な歯科医師を中心に、否定的な意見をもつ歯科医師が多くいます。
    
    関連するページ  インプラントの補助手術
    
    
    
    ●無切開手術(フラップレスサージェリー)の生存率
    
    多くの研究において、無切開手術は通常の手術と同様に高い生存率となっています。
    
    しかしながら失敗例も報告されています。失敗例はインプラントが骨からはみ出してしまう(穿孔)ことが多く、通常の手術をおこなっていれば防げたのではないかと思われます。
    
    無切開手術は、高度な画像技術と治療技術、歯科医師の経験に頼るところが大きい治療方法といえます。
    
    ※生存率:インプラントが抜けずに残っていること。
    
    
    
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無切開手術によるインプラント