なぜ歯周病になるの? 横浜・中川駅前歯科クリニック
なぜ歯周病になるの?
歯は、あごの骨の中に埋まっています。ふだん目に見える部分が歯冠で、それを歯の根(歯根)があごの骨の中で支えています。

その支えている骨の周りを守っているのが歯肉です。歯周病とは、歯を支える歯肉や骨が悪くなる病気です。


歯周病の歯肉1  進行した歯周病の歯肉

1.歯周病になると歯肉が赤くふくれあがり出血しやすくなります。

2.歯周病が進むと歯肉が下がり歯が露出して長くみえることがあります。


歯周病は虫歯と違って、症状がひどくならないとその病気にかかっていることが分かりにくい病気です。初期のものは歯みがきなどでコントロールできますが、重症になると歯を抜いたり手術が必要になってきます。

健康な歯肉は、淡いピンク色をして引きしまっています。歯周病にかかると、歯肉が赤く腫れる、歯肉から血が出る、口臭がする、歯と歯の間にすき間ができる、歯がグラグラする、歯肉が下がって歯が長く見える、といった症状があらわれてきます。


正常な歯茎と歯周病の歯茎左:正常な歯肉 右:進行した歯周病の歯肉と骨の位置


歯みがきがきちんとできていないと、歯の周りに薄いネバネバした膜がつくられます。この膜が食べ物のかすと一緒に歯の表面に吸着します。これが歯周病の原因と言われている歯垢(しこう、プラーク)です。

歯垢は口の中で、細菌の活動などにより黒っぽいザラザラした歯石に変わります。歯石は歯ブラシでは取れませんので、歯科医院で専門の器具を使って取ってもらいます。

この歯石が大きくなると歯肉と歯肉の間の組織を破壊して、歯周ポケットと呼ばれる深い溝をつくります。そうなるとさまざまな症状があらわれて、ついには歯を抜かなくてはならなくなります。

歯周病を予防、治療するためには、正しく歯をみがいて歯垢をつけないことが大切です。また、定期検診の度(年1〜4回)に歯石を取ってもらうのも良い予防法の一つです。


歯石歯石と歯垢

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