●先端恐怖症とは

先端恐怖症(尖端恐怖症)とは、針、ハサミ、刃物、鉛筆など、先端がとがったものが視界に入ると恐怖や不安を感じる状態です。気分が悪くなったり、めまいがおきたり、吐き気、失神などの症状があらわれます。

精神障害の分類(DSM−5、アメリカ精神医学会)では限局性恐怖症の一つに分類され、歯科、高所、閉所に対する恐怖症も、限局性恐怖症の一つに分類されています。

多くは幼少期に経験した恐怖、たまたま経験した恐怖などを原因として発症します。治療は心療内科や精神科でおこない、認知行動療法、不安やうつ症状が強いときは薬の服用による治療をおこないます。

鉛筆

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先端恐怖症の問題点

歯科医院には注射針、ドリル、探針(先が尖った器具)、スケーラー(歯石を除去する器具)など、尖った器具があふれています。中等度以上の先端恐怖症では、器具を見るだけで怖くなり、歯科医院から足が遠のく人もいます。

虫歯や歯周病の予防処置、治療を避ける傾向にあり、虫歯の多発や歯周病の悪化を招きやすく、さらなる治療が必要となる悪循環を招きます。

注射

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歯科恐怖症の方の歯科治療

歯科治療では尖ったものをできる限り見せないように治療を進めていきます。先端恐怖症であることや症状の程度を、治療前に歯科医師、歯科衛生士らに伝えることが大切となります。

先端恐怖症だけでなく、歯科治療に強い恐怖感をもつ「歯科恐怖症」、レントゲン室や個室の診療室に強い恐怖感をもつ「閉所恐怖症」を合併することもあります。これらについても、治療前に歯科医師や歯科衛生士に伝えることが大切となります。


当クリニックでは先端恐怖症の方の歯科治療をおこなっています。歯とお口の健康、歯科治療などについて、ご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。



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