火傷の症状

急いで食べたとき、急いでなくても思ったよりも熱かったときなど、熱いものを食べたり、飲んだりしたときに火傷(やけど)をしてしまうことがあります。舌や歯ぐきが火傷をすると、組織は損傷を受け、痛み、腫れ、神経麻痺、味覚障害、口内炎(カタル性口内炎)などの症状が引きおこされます。


火傷の主な症状
舌や歯ぐきがビリビリしたり、痛みがでる/火傷の部分を舌で触るとザラザラする/粘膜の皮がむける/水ぶくれができる/舌が赤くなったり腫れたりする/味覚が鈍くなる/味を感じない/火傷した部位を触っても何も感じない

お茶 熱いお茶は要注意

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火傷の重症度

火傷のレベルは、損傷を受けた深さと面積によって3段階に分類されます。

一度
表層にとどまる火傷で、ビリビリしたり、痛みを感じたり、赤くなったり、腫れたりしますが、数日で治り、後遺症はありません。


二度
表層より深い層までの火傷で、水ぶくれができたりします。痛みは強いものの、神経が損傷を受けて痛みが鈍ることがあります。後遺症があったり、治るまでに1ヶ月ほどかかることもあります。


三度
最も深い組織まで損傷を受けている状態で、神経も大きく損傷を受けます。1ヶ月以上かかって治りますが、後遺症があります。

舌の火傷 火傷がひどいと、神経が損傷されて痛みがかえって鈍くなることがあります



火傷したときの対応と治療

舌や歯ぐきの火傷は、唾液の抗菌作用や抗炎症作用があるため、皮膚の火傷に比べると治るのが早い傾向があります。ほとんどの場合は数日から2週間ほどで治りますが、火傷の症状がひどい場合は1ヶ月以上かかることもあります。

舌や歯ぐきの火傷は、皮膚の火傷と同じように冷やすことが大切です。氷を口の中に入れる、氷水を口の中に入れて数分間口の中をすすぎます。

感染予防のために歯をしっかりみがくほか、必要に応じて抗生物質や抗炎症剤を服用したり、軟膏を塗ったり、うがい薬を使用します。細菌感染をおこすと、傷は深くなり、治るまでに時間がかかるだけでなく、後遺症があります。

口の中が汚れていたり、口の中が渇いていたり(口腔乾燥症)、喫煙習慣があると、治りが遅い傾向があります。痛みが強い場合は鎮痛剤を服用します。


火傷したときの治療
抗生物質、抗炎症剤の服用/火傷した部位の軟膏塗布/うがい薬の使用

氷水 氷、氷水で冷やすほか、感染予防のための薬を使用します

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治療をおこなっている診療科

歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科などの医療機関で治療をおこないます。


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