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蕪栗沼遊水地越流の記録 |
蕪栗沼遊水地で過去に起こった越流の主な記録をまとめました。遊水地が機能することで多くの豪雨災害が未然に防がれました。 |
2019年(令和元年)10月台風19号(令和元年東日本台風) |
中心気圧915haの大型で非常に強い台風19号が静岡県に10月12日に上陸し、三陸沖で低気圧に変わった。福島県で阿武隈川が氾濫し、全
国で死者60名以上の大災害となった。各地のダムで緊急放流が行われ、試験運用中だった八ッ場ダムが満水になったことでも知られる。 蕪栗沼では、白鳥地区、沼崎、四分区が満水になったほか、運用後初めて野谷地地区のラバーゲートが使用され、野谷地地区に越流した。野谷地地区は 満水にはならなかったが、水田の稲穂ほどの高さまで水位が上昇した。ほ場整備中だった四分区では、暗渠排水用のもみが流されたりわらロールが流出 した。 野谷地越流堤のようす(2019.10.13)
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2015年(平成27年)9月関東・東北豪雨 |
台風17号、18号とその温帯的圧によって東日本から北日本にかけて豪雨災害が発生した。鳴瀬川水系の渋井川の堤防が決壊し、古川第五小学校
に避難する人々が報道された。吉田川水系でも大規模な氾濫が発生した。 蕪栗沼では、白鳥地区が満水になったほか、四分区、沼崎も越流し、ほぼ満水となった。 加護坊山から見た蕪栗沼(左側が四分区)
四分区の越流堤(2015.9.11)
白鳥地区のようす(左)と沼崎地区(右)
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2013年(平成25年)7月の大雨 |
7月26日から8月2日にかけて、暖かく湿った空気による大雨が全国で発生し、山口県と島根県では28日に記録的な豪雨となった。蕪栗沼では
白鳥地区に越流し、水位がやや上昇した。東日本大震災後の修復工事が行われている最中であり、堤防上に工事の中の鉄板が見える。 白鳥地区のようす(左)と小山田橋(右)
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2012年(平成24年)5月の大雨 |
5月2日から5日にかけて低気圧が九州から三陸沖に進んだ影響で各地で大雨となった。蕪栗沼では白鳥地区に越流し、やや水位が上昇した。 増水した白鳥地区(2012.5.8)
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2011年(平成23年)9月台風15号 |
台風15号は940haまで発達し静岡県に上陸、東北地方を通過していった。宮城県では雄勝町で500mmを超える雨量が観測され七北田川が
氾濫するなど大きな被害が発生した。蕪栗沼では白鳥地区が満水となり、沼崎、四分区もほぼ満水になるまで水が貯まったが野谷地地区には越流しな
かった。 沼崎地区に水が入るようす(2011.9.22)
四分区越流堤から見た蕪栗沼
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2010年(平成22年)5月の大雨 |
低気圧が東シナ海から三陸沖に進み、西日本を中心に各地で大雨となった。蕪栗沼では白鳥地区に越流し、水位がやや上昇した。 やや水位が増えた白鳥地区(2010.05.25)
水が引いたあとの水たまりに残ったライギョ(左)と沼本体のようす(右)
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2008年(平成20年)8月末豪雨 |
低気圧が東シナ海を通過した際に西日本を中心に湿った空気が流れ込み大雨となった。東北地方では比較的降雨量は少なく、蕪栗沼では白鳥地区に
越流したが満水とはならなかった。 やや水が貯まった白鳥地区(2008.8.25)
白鳥越流堤(左)と白鳥地区(右)
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2006年(平成18年)北東北豪雨災害 |
発達した低気圧と停滞した前線により近畿地方から東北地方、北海道にかけて10月6日から8日にかけて豪雨災害が発生した。蕪栗沼では白鳥地
区に越流しほぼ満水となった。 加護坊山から見た蕪栗沼(2006.10.9)
白鳥地区(左)と集まる鳥(右)
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2002年(平成14年)7月台風6号豪雨災害 |
台風6号が三陸沖を北上し、梅雨前線を刺激したことで豪雨が発生、白鳥地区がほぼ満水となった。 白鳥地区南駐車場より(2002.7.11)
増水した沼本体(左)と小山田川(右)
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1997年 |
7月、梅雨前線の発達に伴う豪雨が九州から東北地方にかけて発生し、宮城県でも100mm前後の降雨があり白鳥地区に越流した。白鳥地区は、 水田耕作最後の年であった。 |