2002/4
今回はパリからブザンソン経由でポリニーへ。その後南仏はニースへ 。カンヌのチーズ屋のカーブに潜入!

【日程】
1日目
 日本-(飛行機)→パリ
2日目
 パリ=(電車)→ブザンソン
3日目
 ブザンソン
4日目
 ブザンソン=(電車)→リヨン
5日目
 リヨン-(飛行機)→ニース
6日目
 ニース
7日目
 ニース
8日目
 ニース
9,10日目
 パリ-(飛行機)
     →フランクフルト
 フランクフルト-
     (飛行機)→日本

3日目 ブザンソン:曇りのち晴れ ポリニー:曇り&雨&晴れ3回繰り返す・・
降り立つと確かにそこはポリニーだが・・駅に1人ぼっちかも・・
なんとか5時起きして準備万端状態で駅に出かける。7時発の列車でポリニーに向かう 。あはは・・満員状態の鈍行列車はなんと2車両のみ、そして7:52ポリニーに到着!駅ってもしかしたら無人駅かもと思い駅内 には入ってみたらやっぱり!なんと駅は無人ではないけど、月曜から金曜までは9-12と14-18時以外は駅長がいないから閉まってるんだとか(汗)。なんだか到着早々寒いし、小雨降ってくるし、おまけに人は沢山降りたけど学生なのか?どこかに消えて行ってしまった。そして、駅前にポツンと1人残され>た私。う〜ん、地図もないし、人もいないし、どうしたものか?雨宿りする場所すらないんだよね…。とりあえず、駅を左に進むと国道らしき大き目の道があるので出てみる事にした。どっちだろう?町の方角は…。
とにかく、駅があく1時間後まで待つ事にしようかなって思いつつ・・辺りをうろつく私。だって駅内に入れないのでじっとしてると寒いんだよね…。あと、無人のままでは帰りのブザンソンまでの切符を機械で買わないと いけない。何を隠そう私はメカ音痴だから、未だかつてフランスで自販機で切符買った事ないから操作方法がよくわからないんだよね。人のいる窓口で買う方が確実に切符買えるから・・。
 う〜ん…1時間って長いよねぇ〜。近所をうろついてたらホテル発見!で、入って道を尋ねてみるた。そしたら、親切に町はホテルを出て右に国道をまっすぐ行けばつくはずだと。ついでに地図を見せてくれて説明してくれた。感謝感謝あめあられ!図々しいついでに地図ってないよね?と聞いたらなんと地図までくれちゃったおじさんってば神様にこの時だけは見えちゃったりしてさっ。おまけにトイレも借りちゃったりして(笑)。まっくれた地図は3年前のものだったけど、町の位置は変わってないだろうからって事で時間もないので町に向かう。そうそう、切符の購入はどうするかというと、ホテル行く前に試しに自販機を触ってみたら買えちゃったのでした(笑)!小銭持っていてよかった!日本で作ったカードで買うおうとしたけどエラーが出て買えなかったので・・。どうにかなるもんだ!
 とにかく、一本道のためテクテク歩きながら辺りをキョロキョロと。あれっ…チーズのコンテマーク発見?どこかで見たような感じだなぁ〜と思ったら、出発前にネット検索で見つけたコンテのメーカーのようだ。で、やってないかなぁ〜と見てみると、受付はあちらへと矢印が出てる。よし、行ってみよぉ〜っと入ると、ガラス越しにコンテを造ってるおじちゃん達が働いてるのが見えた。で、あのぉ〜と声をかけてみると1人おっちゃんが出てきてくれた。どうもコンテもここで買えるようだ。もしかしたら見学できないかなぁ〜?と聞いてみると、お返事はチーズは買えるが見学は要予約の上でグループでないとダメだとか言ってるようだ(ちょっと想像の解釈も入ってる・・)。見学は無理でもチーズ買えるなら帰りに買おうとお店の時間だけ確認して町へ向かう。朝の7時から夕方17:30迄やってるみたい。昼休憩はあるけれど・・。とにかくなんとか町まではたどりつけそうだわっ。こんな行き当たりバッタリも久々かも!
 
意外とポリニー栄えてるじゃない?
テクテク歩いた甲斐もあり町にどうにか到着!途中すれ違 う人に何度かどのくらいで町に着く?と聞くとどこで聞いてもあと5分?というけど・・。どう考えても5分でつく程は近い道のりではない と思うけど・・。そうそう、すっかり忘れていたけどポリニーの観光局からメールに唯一の町情報として、駅から町まで1.5キロくらいと聞いていたのを思い出した・・今頃(笑)。
 そして、もっと月曜日なので寂れてるかなぁ〜と思ったけど、意外と賑やかなマルシェを発見!お店もちらほらでているようだ。こじんまりしたマルシェだけど…(笑)。で、車がそのままお店になっているチーズを発見!わぉ〜、フラッシュコンテ地方のチーズのオンパレード。コンテから始まり、モルビエブルードジェックスモン・ドールカンコワイヨットがあるある。どうしようかなぁ〜と早速買ってみることに。とりあえず、コンテとモルビエをお買い上げ!で、モルビエは強めの味とやさしい味と言われやさしい味の方買うことに。お店のおじさんに観光なの?と聞かれそうだよぉ〜と面倒なので答えておいた。コンテチーズを買いにきたって細かい事言うの面倒だから(笑)。だってなぜって聞かれそうじゃないまっチーズ安いし美味しいし、コンテの故郷に来てみたかったからと言えばよかったかな(?)。
車のお店 カンコワイヨット
そして、キョロキョロしながら観光局を探す。発見したけど町の大きさと比例してちっちゃい観光局だわっ(笑)。観光局の人に無理を承知で聞いてみた。この辺でコンテの製造やカーブを見学できるところって・・。すると、近くにメゾン・デュ・コンテという博物館があるからそこに行きなさいと言われる。やっぱり突然個人では無理なのねぇ〜ってことで博物館に直行!
 
コンテ大好き!
ウロウロしながらメゾンデュ・コンテを探す。どうも裏通りというかメインの通りにないようで場所がイマイチわかんない。しょうがないので近くにいたチャリのおっちゃんに聞いてみる。すると 、当然仏語で道を尋ねたんだけど、私はスペイン人なので仏語わからないと言うおじさん(汗)でもさぁ〜おじさんが話してる言葉 仏語だよね?私はスペイン語わかんないし、仏語とスペイン語の区別ぐらいわかるよ!場所 知らないなら素直に知らないと言えばよいのに(笑)!それとも私の聞き間違いなのかな?そんなはずはないけど・・。
 そして、聞く人チェンジしてマダムに聞いたら、親切にその場所まで小雨降る中ついてきてくれた。感謝感謝!!いつも道を尋ねると 、目的地まで結構ついてきてくれるパターンが多い私。で、さっそくコンテ博物館(メゾン・デュ・コンテ)に入ってみる。 
コンテの説明
入るとなんだか殺風景な事務所チックな受付がポツンとあるだけ。マダムに見学したいけどいくら?と聞くとどうも無料のようだ!で、お客さんは私が今日は初めてみたいで 、電気つけるから待ってねぇ〜と待たされ次の部屋に通される。博物館とはいっても、大きく2つの部屋に分かれてるだけの簡単なもの。1つめの部屋は写真やパネルでフラッシュコンテ地方の歴史や詳細がパネルで説明されていた。あともう1つの部屋は、実際のコンテ製造に使われる道具の展示やチーズの栄養などの説明やコンテのカーブの様子の模型があったりして。館内では仏語とにらめっこ状態だけど、まっ理解できるところと出来ないところがあるなりになんとなく感覚?で見学したのでした。これが仏語が出来ない人の悲しいところかもしれないなぁ〜としみじみ思いながら。
そして、念の為デジカメと一眼レフでパチパチ状態で写真撮りまくる私。その光景を見て係りのムッシュやマダムが不思議がっていた。ここまでたった2部屋の博物館を見て回る人が居ないのかな?遂にはムッシュが寄ってきて話しかけてきた。どこからきたの?観光なの?と・・。確かに珍しいのかもしれないねぇ〜。とりあえず、アジア系の観光客この町ではあまり会わなかった
メゾン・デュ・コンテ内
コンテグッツの買占め?と残ってた人には福来る?
なんだか・・館内見学途中コンテ関係のポスターが何枚かはられてるのを見て、マダムに「あのぉ〜これって売ってる?」と聞いてみた。どれどれと来てはくれたけどないよって。ポスターであるのはこれとこれだけと2つ を指さして教えてくれた。そして、即答で頂戴とお買い上げ!でも、買って日本に持ちかえるときっと部屋に放置状態では?と思いつつ ・・。そして、更にガラスケースにコンテグッツを発見!コンテマークのTシャツはさすがに欲しいとは思わなかっ いけど・・。コンテマーク入りコンテ専用ナイフを見つける。そして、これもお買い上げ!ついでに・・なにか説明を受けたけど 、謎なコンテマーク入りの木箱入りってなんだろう?もお買い上げ?。とここぞとばかりに買いまくる 。まっまた来るにしてもそうそうこれないと思い買いっぷりのよすぎたこと!
そして、お買い物後もまだ館内でちょっとだけ辞書をひきながらの見学状態が続く。そしたら、ムッシュが再度登場(笑)。まだいるのぉ〜って感じだったけ。そしたら、待ってろって言われ待っていると・・何やらポスターをまた持ってきてくれた。なんとさっきマダムが売り物にはないというコンテのカーブのポスターだった。えっあるんじゃんというと内緒内緒だと持って行け!って丸めてくれた(爆)。長居してみるもんだなぁ〜と思う一瞬だった。そして更に、これもいる?と倉庫みたいなところから持ってきたものはなんとコンテのマウスパッド(笑)!使うんだろうか?と思いながら貰えるものはもらっとく?と2つ貰ってみた。更に長居していると(別にムッシュの登場を待ってたわけではないけれど・・)、これも欲しい?とコンテの絵本(飛び出る絵本チックな)もくれ。本当にコンテは大好きなチーズだけど、ムッシュにオーバーにジャドールコンテと愛想を振りまいて仏語言ったらなんだかすごく喜んでいた。もうかないかな?と思ったけれどさすがにこれで終了のようだったそんなこんなで手荷物が予想以上に増えた状態で博物館を後にしたのでした。
コンテのマウスパッド コンテの絵本
 
デカそうなチーズ屋発見!
なんだかポリニーの町の入る駅近くに見つけたチーズメーカーと同じ名前のチーズ屋発見うっ?もしやここであそこのコンテ買えるのかな?と思い入ってみる。当然チーズ屋さんだからコンテ以外にもいろんなチーズがずらっと並んでいるけれど、私の目に入るのは当然コンテ他この地方のチーズばかり。
で、コンテ、コンテ、と見てたら、店の奥からデカいコンテを持ち出し店主がカットしているのが目に入る。おっ巨大コンテ丸々
はたまにパリのチーズ゙屋で飾りでおかれてるのは見たことあるけど、そのまんまをカットしてるのは初めて見たかも!す 、すごい・・こそっと奥を眺めれば棚に並ぶのはコンテ、コンテ、そしてまたコンテ(笑)。で、店主にあのぉ〜チーズやお店の写真撮ってよい?といつものように聞いたついでに 、奥のコンテ見たらだめかなぁ〜?とダメもとで聞いてみた。なんだかそんな人珍しいのか?いいよって快くOK!そして、またまた写真パチパチ。奥の棚にはコンテの丸々のものが3タイプ棚に並んでいた。おぉぉ ・・!なんだか嬉しくなり予定外に写真を撮りまくる。チーズと店主?というテーマで??これまたパチリと写真を撮ってみた。お兄さん・・チーズを持ってポースとってねぇ〜ってね(笑)。
コンテ・エクストラ
(Doux)
コンテ・エクストラ(Luxe) コンテ・エクストラ(Montagne)
で、コンテ3種全部買うことに決定!当然、日本で買うよりはるかにお安い!3種デカ過ぎない程度にそれなりの大きさで!う〜んホテルに戻ってからの試食が楽しみ!それと、驚いたのは、チーズそれぞれによってコンテ専用の包装紙があったこと。これ結構綺麗でよいかもぉ〜。やはり凄いねこのチーズ屋は!他のお店で買ってないので他店はどうかは謎だけど。あと、このお店ワインも沢山置いてあったので、今回はアルボワに行けないのでアルボワ産の白ワインもお買い上げ!とりあえず、ワインとチーズはニースに行ったら友達宅の土産も兼ねて食べて飲む予定。
アルボワのワイン
 
まさか・・接続便の勘違い・・(汗)
すべてのポリニーでの用事を済ませ、帰りの電車の時間もあるので慌てて来た道を戻り駅へ向う。が、途中たいした道のりではないけれど・・>雨ザーザー風ビュービュー状態で参りました。でも、なんとか駅に到着。当然12時を過ぎていた為お昼休みらしく駅構内には入れず直接ホームに向かいました(車掌昼休みの為駅閉まる)。そうそう、切符もちゃんと朝自動機で買ってあるので帰れると思い電車を待っていた。しかし…どう言うわけだか時刻表に見ると電車が来るはずなのに・・あれ?来ない。来るはずの時間はとうに過ぎちゃいました。そうこう雨の中次の電車はと見るとなんと3時間後。唖然、呆然、愕然・・。
すると、誰だか知らないおじさんが線路を横切り私のところへやって来た。仏語でベラベラと話し掛けてくる。どこいくんだと?ブザンソンと答えると私もブザンソンまで行くから私の車に乗っていいよ!というのですが・・。他にベラベラ話していたことは何言ってんだかさっぱりで・・。ふつーここでありがとう!とみんな乗るんだろうか?と思った。とりあえず、私は用心深いので(誰でも当然かな?)怖いと思い「ノン」と断ったのだが、それにもかかわらず乗ればいいのだと・・。あまりのしつこさに呆れてしまう。うちはお金ないから連れ去っても身代金取れないよ(笑))と心の中で思ったりして・・(@@#)。とにかくなんで乗らないんだみたいな事を連呼で、誰も居ない片田舎の無人駅で乗る乗らないと言い合っていた2人は怪しかったかも。未だにおじさんが親切過ぎる人だったのか?はたまた何か悪い事を企んでる人だったのかは謎です・・。
で、結局おじさんを追い払い雨の中3時間は辛いのでタクシー呼ぶ事に決定!が、しかし、タクシー会社の電話番号しらないんだよね・・。ついでに、電話でタクシー呼べるほど仏語できないしなっ。つー事で、駅横の国道沿いのホテルでタクシー呼んでと頼む事にする。で、入ると田舎の人らしく親切に受付のマダムがどうしたの?と話しかけてきた。とりあえず、事情を話し(たいした事話せる会話能力はないけど・・)素直にタクシーを呼んでくれませんかとお願いした。すると、電話番号のメモをくれるマダム…。まぁ〜確かに自分でかけてねだって。首から携帯電話さげてたしなっ・・(--;)。で、電話でタクシー呼べるほど会話ができない事を仏語で一応説明し、わかったらしくタクシー会社に電話してくれた。ブザンソンまでいくら?と聞いてと言うと、
Hotel les Charmilles
1万円だって・・といって電話を切ってしまった。マダム曰く、タクシーで1万円かけて帰るなら、ここでお茶でもして電車あと2時間待った方がよいよと言うのだ。他の従業員ももっともだとみんなうなずいてる。ごもっともなお答えどーも!確かに電車代は約¥1,000で、急ぐ理由もないのに10倍の値段払ってタクシーで帰らなくてもね・・。つーことで、マダムの提案通りここでお茶ならずご飯を食べてから電車で帰る事に最終決定した。いろいろご意見ありがとーマダム。
で、レストランに入るととうにお昼は過ぎているので人は誰もいなかった。何食べようかなぁ〜っ?とりあえずおすすめムニュをいただく事に。そして、まだ飲んでいないジュラの白ワインを頼んじゃったりして(^^)。あと、食後にはチーズプラトーも頼んじゃった。やっぱりフラッシュコンテのオンパレードかなぁ〜と思うと案の定まさにオンパレード状態。ブルードジェックス、コンテ、モルビエ、カンコワイヨットそして、モンドール。日本だと季節限定と言う事で数量も限られてるだろうし時期ハズレにモンドールなんて見かけないけど、あれ?まだあるの?モンドールなのでした。確かにポリニーの街のチーズ屋でもモンドールの山積み状態を見かけたしなっ。日本ほどは人気なくてまだ在庫余ってるのかな?と思いながらランチとワイン(17.60euro)を楽しみ、まだ時間があるので絵葉書なんぞを書いて時間をつぶす。
私の食べたムニュ
きゃ〜、フラッシュコンテ地方のチーズのプラトー
そして、駅もあく時間だしレストランを出た。そんな頃にはすっかりお天気回復モードで暑いのなんのってピーカンでした。で、車掌さん(マダムだった)に列車の時刻確認を念の為する私。そこで判明!時刻表に載ってる「car」という意味がわからず?状態の私の謎がマダムによって解けたのだ。どもう、ポリニーからムショールまでは駅前発のバスで行きそこから列車に乗り継ぎブザンソンまでという意味だったらしい。つー事は?さっき来ないと思ってた列車は駅前(線路側と駅を挟んで反対側)にバス来てたって事かな(TT?)だったら、「car」じゃなくて「auto bus」って書けよぉ〜ってね。当初こんな小さな駅からモトレインみたいに電車で車で運ぶのか?とかいろいろ考えをめぐらしてたのです。それに、下の表記は仏語なのに、「car」って英語じゃん・・。しつこいけど「voiture」ってかけよぉ〜。あとの祭り状態だけどね。と思いながらバス乗車後行きたかったアルボワを経由してムショールに行き列車に乗りブザンソンを目指す。とってもお天気もよく、車窓からは田舎ののんびりとした風景が続き眠たくなり寝たまま夕方ブザンソンに到着しましたとさっ。17時過ぎていて、移動時間たかが1時間もないところの事で半日がかりで戻る事になってしまった。まっ楽しくもありお勉強にもなったポリニー日帰りの旅でした