2004/4
ドイツ寄りのストラスブールに飛行機で、その後はイタリア寄りなニースまで電車で移動。いつもと違う車窓の旅も楽しい。

【日程】
1日目
 日本-(飛行機)→パリ
 パリ-(飛行機)→ストラス
2日目
 ストラス=(電車)⇒コルマール
3日目
 コルマール
4日目
 コルマー=(電車)→ストラス
5日目
 ストラス=(電車)⇒パリ
6日目
 パリ
7日目
 パリ=(TGV)⇒ニース
8日目
 ニース
9,10日目
 ニース-(飛行機)→パリ
 パリ-(飛行機)→日本
2日目 ストラスブール:曇り時々薄日が差す コルマール:曇り一時薄日のち夜は雨パラパラ
ストラスブールをウロウロ
朝早めに目が覚めてゴソゴソ動き出す…4時起き(こんな早起きは必要ないんだけど)。そして、8時頃ノートルダム大聖堂あたりをプラプラしに出かける。大聖堂前のお土産屋さんの窓越しにフェーブを発見。フェーブとはフランスの新年のお菓子であるガレット・デ・ロワの中に入っている小さな陶器製の人形etcの事をいう。結構最近日本でも、お正月明け頃からガレット・デ・ロワのブームか?と思うくらい、いろんなお菓子屋さんでこのお菓子を作って売ってることが多く、結構買ってる私でした。で、フェーブも適当に集めてたりするのでちょっと嬉しくて写真をパチリ!フェーブは結構マニアなコレクターもいるらしい(私はマニアなコレクター程ではないけれど)
 
そして、大聖堂内の見学もついでにしてみた。ステンドグラスは所々修復が必要な感じのものもあるけれど、やっぱり綺麗だなぁ〜と見学モード。
 
そうそう、観光をしつつ、ケーキ屋さんで本場クブロフも買ってみようとのぞきに行ってみた。大聖堂近くのケーキ屋さんクリスチャンによってみる。窓越しにクグロフが並んでるぅ〜♪当然、クグロフをゲット!その後、rue fes Orfevreにある老舗のお菓子屋さんネゲルをのぞいたら朝の10時前に行列が出来ていてちとびっくり。ケーキ屋といってもパンやお惣菜も売ってる。地元の人に混じって私も行列をしてみる。なんだか超激混みでゆっくり選んでる暇はなく、適当にケーキとクグロフを購入。
お洒落なクリスチャンの建物 老舗ネゲル
 
そして、ネゲルと同じ通り沿いに山羊の看板を発見!おっ?チーズ屋かなと近づくとピンポン!とりあえず、店内に入ってみた。やはりアルザスということもあり、マンステールに目が行った。農家製もあるけどフレもある…2種ゲット!予定外のお買い物となる。これからコルマールまで移動するのにどうするの?と思いつつ…。
なんだか観光と言うよりも買出し状態だったが11:00頃ホテルに戻る。ホテルのチェックアウトが12:00だったので、最大限に部屋に長居。とりあえず、ケーキやクグロフの写真撮影をして、毎度お馴染み1人で味見会。個人的にはしっとりパサつき感のないクリスチャンのクグロフが美味しい。と言いつつ、ミニクグロフとはいえ1人で一気に食べ切れないのでコルマールに食べかけを持って行くことになる
クリスチャン ネゲル
 
そして、チェックアウトをして12:21発の列車でいざコルマールへ!このあとの予定が大変で、コルマール到着後は観光も少し、その後、有名なジャム作りをしてる方のお店へ行くべくニーデルモルシュヴィルへ向うのでした。
 
慌しくコルマール散策
13:00過ぎコルマールに到着!この街にやってくるのは人生2度目。ちょうど5年前の初めてのフランス1人旅の時にコルシカ島とセット(場所かなり離れてるけれど)で訪れた街だった。とりあえずホテルへ行きちょっと休憩。そして、時間もないのでまたお出かけする私。明日は祝日。お店がほぼお休み状態だろうから、回れるところは今日中にウロウロ し始める。コルマールの中心地は色々お土産屋さんやかわいいアルザスの独特の建物が目立ちウロウロしてるだけでも結構楽しい。そして、サロン・ド・テを見つけてちと休憩(また?)。マダムが2人で切り盛りしてるお店リムスに入ってみる。店内は結構広くタルト系なケーキが3種あったのでタルト・オ・フロマージュを注文!あと、アプリコットの紅茶も一緒に。そして、毎度お馴染み食べる前の儀式「写真タイム」!マダムに聞いたらフロマージュブランを使ったチーズタルトだそうな。中にはアプリコットのジャム入り。かなり美味しい!幸せな時間が流れる♪あと、このお店では、これから私が向おうとしていた、コルマールから車で25分くらいのニーデルモルシュヴィル村のクリスティーヌ・フェルベールさんのジャムも扱ってるみたいだった。ここで買っちゃえば簡単だけど、このあと超不便で微妙に近いが遠いその村に向うのでした。わざわざ何もジャム買いに行かなくてもと思うが、折角近くまで来たのだから!
 
あと、村に行く前にアルザスのシンボル的存在のハンジの専門店がリムスの隣にあるのを見つける。そして、ハンジのフェーブを発見!ストラスブールのお店で1個3.80ユーロで売ってたけど、ここでは1個2.0ユーロ。なんとなく3個衝動買いをしてみた。
 その後、またホテルへ戻り、ニーデルモルシュヴィル村へ向うべくコルマール駅へ向うのでした。
 
ニーデルモルシュヴィル:曇りのち快晴
クリスティーヌ・フェルベールさんのお店へ
ジャムの妖精と呼ばれる彼女のお店はニーデルモルシュヴィル村にある。コルマールから行くには、日に数本しかない路線バスかタクシーで行くしかなかった。路線バスのタイムテーブルは仏サイトで調べていたが、行きはバスの時間と合わないためタクシーで行くことになった(値段がいくらか謎だったけど)。コルマール駅に16時前に行くと、タクシーの運ちゃんは片道25分位で15euro(参考程度に15×140円(当時の大まかなレート)=\2,100)でいいよというお話。これを高いと思うかどうか?は微妙だけど、私はタクシーで行くことを決めた。タクシーで行くしかなかった(とにかく公共交通機関では行くきずらい場所)。ちなみに、日本で彼女のジャムは1瓶が1,575円で売られいます。更に参考までに、フランス現地では彼女のジャムは1瓶が約7.0ユーロ(7×140=\980)で販売。現地でもよいお値段ですが(レート変動)、日本の値段だったら1瓶買えてお釣りが貰える。ホテルのフロントの人にニーデルモルシュヴィル村のことを聞いたが知らないと言われた。が、タクシーの運ちゃんはよく知っていた。そう!彼女のお店に行きたいという人が多いから。
 お店に到着!運ちゃんに買い物が終わったら電話してと名刺を貰う。でも、帰りは路線バスの最終便が17:35にあるのでそれで帰るつもりでした。お買い物スタートというか、まず店内をキョロキョロ見学し、写真を撮ってよいか許可を得た。へんぴな場所にもかかわらずお客さんでいっぱいで驚いた。有名なジュムの他に彼女はショコラティエとしても有名のよう。美味しそうなショコラが並んでいた。他には村で唯一のお店ということで、雑貨から惣菜にチーズや食品系とありとあらゆるものが店内には並んでいた。いわゆる村のなんでも屋さんですね。
 
お買い物も終了!バス停の確認だけして(店の人に聞いて)時間が40分程あったのでプラプラすることに。おもちゃ箱をひっくり返したようなとってもかわいい静かな村。建物がパステル調なのがメルヘンチックでなかなかこれまたよいかも!バス停は15番でフェルベールさんのお店の裏手の教会前にありました。近くには葡萄畑もありかなりのんびりモードな村です。
     
で、時間も時間なのでバス停に向う。が、しかし、待っても待ってもバスは来ない…。遅れてるのか?と思い待ってたら、通りがかりのマダムが今日はバスの最終便はないよと親切に教えくれた。 ゲッ…5/1のメーデーはマークしていたが、学校がないと最終の時間のバスはないんだとか。帰れない…。で、行きに貰った運ちゃんの名刺に電話してみたが出ませんねぇ〜。やむなくお店に戻りタクシーの番号を聞いたが知らないと言われる。この村にタクシーはないとかどうとか(かなり途方に暮れる)。そして、どーしようかな(どうしようもないのだが)?と途方に暮れていたら、お店の人曰く「18時過ぎにコルマールに帰る人がいるから乗せてもらえるよう頼んであげたから」というお話。おぉぉ…助かった!とその時は思った。まだ18時過ぎまで時間もあるので、店の外にいた犬と遊んで待つことに。その直後、大きめな女性がお店から出てきた。その時は気がつかなかったが どーもフェルベールさんだったらしい。本人は写真でしか見たことないし、写真の彼女はショートへヤーだったから気が付かなかった(店の前で見かけた時は髪の毛が長かった)。彼女曰く「私はストラスブールの空港へ行くため急いでいるので乗せてあげられないけど、もう少し待っててね」と言い残し車で行ってしまった。よく考えたら、その頃東京で彼女の来日イベントがあったはず!日本に出かけたに違いない。
 ようやく仕事が終わったらしく車に乗せてもらいコルマールへ戻れることに。が、大通りへ出たらバスがあるからここからバスに乗ってと言われおろされた。どーもコルマールといっても、彼が帰る方向と私のホテルがある方向が違うらしい…ケチ。で、バスの時刻表を見たら2時間先まで来る予定もなく再度途方に暮れた。車で25分なら歩けば2時間あればつくだろうか?と歩いてみることに。道路標識がコルマールはあっちと矢印が出ていたから。でも、やはりイマヒトツ帰れる保証はないので、歩いていたマダムにタクシーの番号を知らないか?と聞いてみる。でも、知らないと言われる(まぁ〜確かに)。どうやって帰ろうかな?と思っていたら、マダムがタバコを買いに行くのでそのお店でタクシーを呼んでもらえばと言う。名案だ!ということで、マダムとお店へ行ってみた。
 店主にタクシーを呼んでとお願いしてみた。が、タクシーの番号を調べて渡された。えーっとここがどこかわからないので、タクシーに説明がつかないし&仏語でそんな説明できません…。しょうがないのでお店の人に、私はあまりフランス語が話せないのでタクシーを呼べないとだけ言って(当然フランス語で)、自分が持っていた携帯電話でタクシーを呼んでもらった。かなり不思議な光景かも… 。フランス語わからないというが、あんた仏語話してるじゃんという感じ。で、タクシーが来て無事にコルマールのホテルに戻れたのでした。
 タクシーを変なところから拾ったからか(フランス人が呼んで乗ってきたのに日本人だったから)?運ちゃんになんであそこからタクシーを呼んだのかシツコク聞かれた。 本当はニーテルモルシュヴィルからお店近くまでは車で来たけれど、フランス語で説明が出来ないので歩いてニーデルモルシュヴィルからお店まで来て、帰るに帰れず(バスがないので)タクシーを呼んでもらったと伝えた。すると、運ちゃんはなぜか君はすごい!と連呼…(汗)。まぁ〜確かに歩いて来る距離ではないかもね(あの村は小高い丘にあるし…)。そして、明日はメーデーだから乗り物が休みになるから気をつけろ!と親切に何度も何度も言われました。明日は注意して行動しようと思ってたよと思いつつありがとーと言っておいた。そして、よくわからないが、タクシー代まけてあげると少しだけ安く してもらう。といっても数十円程度だったけどね。
 ジャム買いに行ったがために大変な一日となりましたぁ〜。