Guide of
book
『カラスバトル』


 東京のカラス被害がいわれるようになって久しいですね。東京都 が都心のカラス対策を行うようになったころから、足立のカラスが 増えたような気がするのは私だけでしょうか?都心に巣がなくなっ たので、舎人公園や周辺部に逃げてきたのでは?
 カラスがゴミ捨て場などに群がり、空から飛び込んでくる姿、他の 鳥とちがっで人間を恐れない傍若無人ぶり、黒々とした容姿…ま るでヒッチコック監督の「鳥」の世界そのものと感じたものでした。
 −この本は、そういった時に「カラスのことをよく知りたい!そして 行政としての適切な対応も求めたい」というときに出会いました。
 
カラスと人間のバトルを面白おかしく書いてあります。
 世界一のカラス大国ニッポンで、犬や猫より頭がいいカラスに連 戦連敗中の人間たち。あるときは連続下着泥棒の犯人、あるとき は飛行機墜落や停電の張本人、そしてついには警察出動の事態 まで引き起こすカラスと人間のバトルを描く、抱腹絶倒のドキュメン トです。

 この問題に議員として取り組んだころは「議員がカラス?」のよう な反応も正直ありました。今とは隔世の感ですね。
 今年もカラスの季節がやってきます。カラスと人間の知恵比べの 幕あけです。(2008/03/26)