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『日本全国近代歴史遺産を歩く』

 私は、日本が大好きです!日本の自然、人々が営々と築いてきた 文化や歴史の足跡。そういった地に立つと、昔の人の想いにシンクロ するような感覚にとらわれます。お殿様とか、一部の権力者ではなく、 人々の息吹が好きなのです。

  「世界遺産もいいけれど、日本の歴史遺産が軽視されていると思い ませんか?特に、明治維新から大正・昭和初期までの近代。この時期 に造られた建物、工場、倉庫、さらに発電所や灯台、鉄道、木造校舎 など「心の原風景」のように思える」帯封の紹介コラムに共感です。
 この本では、全国のそういったスポットが、有名無名にかかわらず紹 介されています。東京ひとつとっても、新発見がいっぱいでした。

●「千と千尋」のモデルの宝庫 江戸東京たてもの園
●探検から生まれたインド風寺院「築地本願寺」
●まるで日本ではない、外国の古代のような風景の「アウシ ュベツ川橋梁」
などなどです。
(『日本全国近代歴史遺産を歩く』阿曾村孝雄、)