まず、1/10の模型を作り材料の必要量を決めます。

材料となる角材は北米産のシーダーと呼ばれる杉材です。節目が無く加工しやすい長所があります。国産の松材は節目が多く、あまり適していません。角材は節目から歪み、ひいてはパネル全体の変形につながります。

自動カンナ

大工さんも愛用。こんな便利なモノがこの世にあっただろうか。

材料を同じサイズに揃え、以後の仕事が格段にはかどります。

材料の切断にはこの切断機が威力を発揮します。どんな角度も一発でOK。

額縁制作にも威力を発揮します。

アトリエに1台は欲しいアイテムです。

切断機で必要なサイズに角材を切りそろえます。

桟を組むために切り込みを入れホゾを切ります。

桟の間隔は凡そ30センチにしました。

切り終えたところです。

設計図に沿って材料を組み立てます。ホゾには木工用ボンドを塗り接着します。
桟を組み終えました。
桟に耐水ベニヤをのせ、木工用ボンドで接着をします。上から作業台を乗せ、圧着します。接着剤の乾燥時間は5〜6時間です。念のため、一昼夜寝かせて置きます。

できあがり。

表面に紙ヤスリをかけ、次の下地作りに備えます。

まず、布を糊で貼ります。

糊は、膠、カゼインなどですが、木工用ボンドでも処理できます。

膠地処方はこちら

カゼイン地処方はこちら

ボンド地処方こちら

白色下地塗り

下地は粒子の粗いものから上になるに従って粒子を細かくしていきます。第1層目は地の粉、第2層目からは胡粉または白亜を加え、最終層はジンクホワイトと胡粉または白亜を等量混ぜたものを使いました。布目が見えなくなるまで平滑にヤスリ掛けをしながら、塗り重ねます。

篦や刷毛で塗り重ねますが、膠の場合は気泡ができやすいので、塗料の攪拌はできるだけゆっくりと静かに行い、刷毛も静かに動かします。

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