ダンマル樹脂溶液の作り方は簡単です。固形の樹脂をテルピンで溶解させるだけです。固形樹脂とテルピンの重量比1:2のものを基本に、用途に応じて適宜希釈して使います。テンペラ溶剤を作るときはそのまま、油絵の具と混ぜて使用する時は更に2倍程度に希釈したものを使用します。特に、ダンマル樹脂は乾燥が速く早描きにもってこいなので、予備校などでは必須アイテムのようです。

粒状のダンマル塊
上皿天秤ででダンマル塊を100gかっきり計ります。
テルピンを200ccかっきり計ります。

蓋のある空き缶にストッキングのつま先の部分を被せ、その中にダンマル塊を入れます。テルピンにすっぽり浸るのを確認して、蓋を閉めます。

凡そ一晩で全て溶解し、ストッキングにはゴミだけが残ります。出来上がりは200ccより増えます。保存用の茶瓶に移し替え暗所保管します。

ガムとゴムはともに樹脂のことで、油溶性をガム・水溶性をゴムと呼び分けるのだと、ホルベインの担当の方が仰っていました。

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