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円形脱毛症(診療項目)
病因論
 円形脱毛症の病因については過去いろいろ言われて来ましたが、現在生き残っているのは、ストレス説と自己免疫説のふたつです。ストレス説は軽症例、自己免疫説は重症例に適応することが一般的ですが、実はこの両者がイコールである可能性が高まって来ています。

病型
 以下に分類しています。
 ○単発型  ○多発型  ○全頭型  ○汎発型

治療
 ストレスがある方で、ストレスについて治療するのは、ご本人が精神安定剤等を希望なさる場合のみです。よって、基本的には自己免疫説に則った治療を行います。以下に治療法を箇条書きにします。

 ○副交感神経刺激剤の外用
 ○ステロイドホルモン剤の外用
 ○ステロイドホルモン剤の局所注射
 ○局所免疫療法

 当院では紫外線照射・赤外線照射と呼ばれている、実際は赤い色を付けただけの光線照射は、効果がないものと考え、原則として行っていません。

 治療法の選択は病型により異なります。わたしが主にお勧めする治療法は以下となります。
○単発型 ステロイドホルモン剤の局所注射
○多発型 局所免疫療法
○全頭型 局所免疫療法
○汎発型 頭部については局所免疫療法 他部はステロイドホルモン剤の外用
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