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いぼ(診療項目)
ウイルス性のいぼは以下の4つに分かれます。

○尋常性疣贅  手足のいぼで最もポピュラーな物です。手足以外にも出来る場合があります。治療は液体窒素による冷凍凝固法が主になります。その他局所免疫療法・トリクロロ酢酸・抗癌剤クリーム・グルタルアルデヒドの外用。わたしはあまり好みではありませんが、スピール膏貼付。また疼痛が強いので、一般的には施行してはいませんが、抗癌剤の局所注射が挙げられます。

○伝染性軟属腫  いわゆるみずいぼです。自然治癒の可能性も低くありませんが、治療は摘出を施行します。当院では疼痛対策として、局所麻酔のシールを用いています。

○青年性扁平疣贅  自然治癒の可能性も低くありませんが、当院ではヨクイニンに代表される漢方の内服を主に施行し、液体窒素による冷凍凝固法は積極的には行っていません。理由は顔にできることが多く、しかも多発するので、施行後の色素沈着が心配だからです。難治例ではグルタルアルデヒドの外用を併用します。

○尖圭コンジローム  基本的には抗癌剤クリーム外用が主になります。大きい場合・難治例では液体窒素による冷凍凝固法も施行します。
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