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narrow band UVB(診療項目)
 narrow band UVB は中波長紫外線領域に含まれる、非常に幅の狭い波長(311プラスマイナス2nm)の紫外線です。中波長紫外線は、多くの皮膚疾患に有効かつ照射時間が短かくて済むことで知られていましたが、発癌性が問題でした。ところが約10年前に、フィリップス社により、主に上記波長に限定した発光をする蛍光管が開発されたことより、発癌性の問題がクリアーされ、一気に標準的な治療法になりました。

 ところが日本では状況が異なります。本邦には、海外製医療機器の価格が、現地価格の少なくとも2倍になるという商慣習上の悪癖がありますが、本器具も例外ではありません。加えて当院が採用したような全身照射型は、設置面積が大きくなり、土地・賃貸料金が高い日本では、買いたくても置く場所がないという現実があります。実際当院でも移転により、診察室の面積が拡大したことで、設置が可能になりました。上記の理由により、これは推定ですが、大学病院・大型病院・開業医を加えても、全身照射型については、当院の物で50台目位だと思います。
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