横浜・中川駅前歯科クリニック
酸蝕歯 Q&A

Q.酸蝕症、酸蝕歯とは何でしょうか?

A.
飲食物などの酸によって、歯が溶けてしまった状態を酸蝕症(さんしょくしょう)といいます。また、その溶けた歯のことを酸蝕歯(さんしょくし)といいます。


Q.虫歯とは違うのでしょうか?

A.
虫歯は虫歯菌の出す酸によって歯が溶けた状態です。虫歯は歯1本1本それぞれにおきますが、酸蝕歯は酸にさらされた全ての歯におきます。


Q.酸蝕歯になった歯は、どのような感じになるのでしょうか?

A.
歯の表面のエナメル質を薄くし、歯の形や見た目も変えてしまいます。

歯がしみたり(知覚過敏)、色がやや黄色く見えてきたり、歯の表面がヤスリをかけたように丸みがかってきたり、前歯の先端が透明になってきたり、奥歯のつめ物が浮いた感じになったり、クレーター状にへこむことがあります。

奥歯の酸蝕歯


Q.原因は何でしょうか?

A.
(1)酸性度の高い飲食物の摂取、(2)硫酸、硝酸、塩酸などを取り扱う職場、(3)拒食症、過食症、ドライマウス、シェーグレン症候群、胃食道逆流症などの病気によっておきます。


Q.酸蝕歯になりやすい歯はどのような歯ですか?

A.
自分の歯であれば、どのような歯でも酸蝕歯になりえます。特に酸蝕歯になりやすい歯はないようです。


Q.子供の歯でも酸蝕歯になりますか?

A.
乳歯や生えてから間もない永久歯は、歯がやわらかいため、酸蝕歯になりやすい傾向がみられます。したがって、お子様の食生活や予防処置には特に気を付ける必要があります。


Q.ワインをよく飲みますが大丈夫ですか?

A.
ワインは酸が強く、酸蝕歯になりやすといえます。同じように、酢、かんきつ類も酸が強く酸蝕歯になりやすいといえますが、飲食方法を工夫したり、十分な予防処置をおこなえば大丈夫です。


Q.スポーツ飲料や乳酸菌飲料は身体によいので大丈夫ですか?

A.
スポーツ飲料や乳酸菌飲料は酸が強く、飲食方法を誤ると酸蝕歯になります。また、糖分が多く含まれるため、虫歯になりやすい飲料でもあるので注意が必要です。


Q.胃食道逆流症です。歯が削れたようになっているのは酸が原因ですか?

A.
可能性は高いと言えます。また、胃食道逆流症(逆流性食道炎)の患者さんは歯ぎしりをしている割合が高く、胃酸以外にも歯ぎしりによって歯が削れたようになることがあります。


Q.酸蝕症の予防方法はありますか?

A.
食生活、歯みがき方法を変えることにより、多くは予防されます。歯科医院で食生活指導や歯みがき指導を受けるのもよいでしょう。また、胃食道逆流症、拒食症、アルコール依存症等の病気が原因の場合は、病気の治療をおこないます。

歯の清掃(クリーニング、PMTC)など歯科医院での定期的な予防処置も、酸蝕歯の予防には大切です。


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