横浜・中川駅前歯科クリニック
老人性ドライマウス

●老人性ドライマウスとは
「老人性ドライマウス」とは、加齢に伴ってみられるドライマウス(口腔乾燥症)です。

以前は唾液減少の原因として「加齢」が考えられていましたが、最近の研究では70歳までは唾液の分泌量に変化はほとんどないということがわかってきました。年齢よりも高血圧や糖尿病などの全身的な病気、常用している薬、ストレスなどによる影響が大きいとされています。

ただし、70歳以上では唾液の分泌が減少し、ある研究では男性の16%、女性の25%に唾液の減少がみられました。特に女性は歳をとると唾液の分泌が大きく減少し、70、80歳代では10歳代の半分以下にまで唾液の分泌が減少することもあります。

女性のほうが男性よりも唾液の分泌が減少するのは、女性ホルモンが減少し、男性よりも唾液腺の委縮(いしゅく、小さくなること)の発生率が高いためと考えられています。


●発症させる要因

1)生理的な変化
唾液腺の委縮、かむ力の衰えにより、唾液の分泌量は減少することがあります。

2)全身の病気
糖尿病、腎不全、脳梗塞、シェーグレン症候群等の病気によりドライマウスを発症することがあります。

3)薬の副作用
高齢に伴い薬を服用する機会が多くなるため、薬の副作用によりドライマウスを発症することがあります。

4)抵抗力の低下
体力の低下、栄養不良、脱水、ストレスなどにより、ドライマウスを発症することがあります。


●治療
年齢以外の要因、全身の健康状態、生活環境、生活の状態に問題があれば、これらの問題の除去をはかっていきます。

また、加齢に伴って萎縮した唾液腺でも、唾液の細胞は多く残っていることが多く、味覚刺激、機械的刺激などの刺激により唾液の分泌を促すことができます。

そのため、対処療法として歯科医院での口腔ケアや歯のクリーニング保湿剤の使用、口の周囲の筋力アップをはかるための筋機能訓練、入れ歯の作製、食生活の改善などをおこなっていきます。


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