横浜・中川駅前歯科クリニック
歯ぎしり
睡眠中の歯ぎしり(歯軋り)やかみしめは、起きている時の数倍もの力が歯やあごにかかり、歯を傷めます。
誰でも歯ぎしりをすることがありますが、毎晩の歯ぎしりや強い食いしばりは、睡眠の妨げになるぱかりでなく、確実に歯やあごの関節を破壊します。歯が削れる、折れる、しみるなどの原困となることもあります。
●歯ぎしりの発生率
睡眠中の歯ぎしりの発生率は調査方法により異なりますが、子供では10〜20%、大人では10%前後、高齢者では5%以下とされています。子供は高い頻度で見られ、年齢が上がるにつれて減少する傾向にあります。男女の差はないとされています。
また、同じ人でも時期、全身の健康状態、生活環境、睡眠の質などによって歯ぎしりをしている時としていない時があります。歯ぎしりをしているにも関わらず、気付いていない人がほとんどです。
●歯ぎしりの原因
歯ぎしりの原因とされているものには以下があげられます。
癖、心因性、ストレスによるもの
精神的なストレス、悩みや潜在的な心配事があると、眠っているときに歯を食いしばらせて、ストレスを発散させることがあります。歯ぎしりをしている人の多くは、癖、心因性、ストレスが原因とされています。
病気によるもの
うつ病、パニック障害、パーキンソン病、過敏性腸症候群、いびき症、睡眠時無呼吸症候群、不眠症、胃食道逆流症、てんかん、ダウン症などの病気にかかっている人は、歯ぎしりをしている割合が高いとされています。
かみ合わせによるもの
以前は歯並びが悪かったり、かみ合わせが悪いと歯ぎしりがおきると考えられていましたが、現在は否定されつつあります。
その他
合っていない金属のつめ物、遺伝、薬(抗精神薬など)の服用、喫煙、飲酒、カフェイン、コカイン、アンフェタミン(覚せい剤、MDMA)なども、歯ぎしりの原因としてあげられています。
●歯ぎしりによっておこる障害
歯ぎしりは様々な障害を引き起こします。
1.歯
歯が削れる(磨耗)、割れる、痛む、しみる(知覚過敏)など。
2.歯肉
食物がない状態で強い力が歯の根に加わるため、組織が引き伸ばしたり、圧迫されたりして、歯の周りの組織が血流障害をおこし、歯周病を進行させます。
3.顎関節(がくかんせつ、あごの関節)
あごの関節の痛み、口が開けづらい、あごが疲れるなど。
4.全身
顔面痛、頭痛、肩こり、イライラ、倦怠感、腰痛、不眠など。
5.その他
歯ぎしり音により、隣で寝ている人の睡眠を妨げます。
●歯ぎしりの治療法
自分でできる治療法としては、日常のストレスを発散させるためにスポーツをしたり、散歩したり、気分転換をはかるとよいでしょう。枕を高くしないなど、寝る方法を変えるのもよいでしょう。
また、精神面から、寝る前に「私は歯ぎしりはしない」と繰り返し言う、「自己暗示」も一定の効果があります。
歯科医院での治療としては、ナイトガード(マウスピース、歯ぎしり防止装置)の作製、かみ合わせの治療などをおこないます。
●ナイトガード(歯ぎしり防止装置)の治療の流れ
1.1回目のご来院
お口の中を診させていただきます。大きな虫歯があるなどの問題がなければ、歯の型をとります。
2.2回目のご来院
調整した後にお渡しします。
ナイトガードは2回の通院で作製、お渡しできます(健康保険適応)。費用は5000円ほどです。お気軽にご相談ください。
ナイトガードを使用することにより、睡眠中の歯ぎしりが緩和されます。
友人とのご旅行、寮生活、合宿や研修の際に使用することもできます。
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治療内容
歯軋り
[電話番号]
045-910-2277