パッチテストとは、歯科治療に使用される材料に対応した絆創膏を皮膚に貼り、どの歯科材料にアレルギーがあるかを調べる検査です。当クリニックでは、歯科金属だけでなく、歯科治療で使用する「レジン」に対応したパッチテストをおこなっています。
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レジンとは
歯科用レジン材料は、さし歯、つめ物、入れ歯、仮歯、接着剤など、多岐にわたり使用されています。虫歯の治療をしたことのある人のほとんどは、レジンを使用した治療の経験があります。
関連するページ レジンアレルギー
●当クリニックでおこなっているレジンのパッチテスト
当クリニックでは、歯科用レジンに対応した成分のパッチテストを2008年より始めさせていただきました。ほとんどが、歯科治療で頻繁に使用する歯科用レジンの成分です。また、歯科用レジンに関しては、製品ごとのパッチテストもあわせておこなっています。
Bisphenol A(ビスフェノールA) |
Bis-GMA(bisphenol A diglycidylether methacrylate、ビスフェノールA ジグリシジルエーテルメタクリレート
) |
BisMA(bisphenol-a-dimetharcylate.、ビスフェノールAジメタクリレート) |
BPO(benzoyl peroxide、過酸化ベンゾイル) |
EDMA(ethylene glycol dimethacrylate、エチレングリコールジメタクリレート) |
2-HEMA(2-hydroxyethyl methacrylate、2−ヒドロキシエチルメタクリレート) |
MMA(methyl methacrylate、メチルメタクリレート) |
TEGDMA(triethylen glycol dimethacrylate、トリエチレングリコールジメタクリレート) |
2-Hydroxypropyl methacrylate(メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル ) |
上記は日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会「ジャパニーズスタンダードアレルゲン2008」に記載された製品を使用しています。
関連するページ パッチテスト
●当クリニックにおけるパッチテストの流れ
(1)アレルギーの可能性のあるレジンに対応した絆創膏を背中に貼ります。
(2)2日後に絆創膏を剥がします。レジンアレルギーの有無を判定します。
(3)3日後、7日後にも、レジンアレルギーの有無を判定します。
初診時は、原則としてパッチテストはおこなっておりませんのでご了承ください。また、歯科レジンアレルギー治療の一環として、パッチテストをおこなっています。パッチテストのみの診療はできませんのでご了承ください。
●費用
1種類 2000円 9種類 18000円
●レジンのパッチテストをお受けになられる前にご了承いただきたいこと
歯科用レジンによるアレルギーは病態、治療方法について不明な点が多く、ほとんど知られていないのが現状です。国内での研究発表も殆どありません。レジンのパッチテストに関しても不明な点が多いのが現状です。
従って、レジンのパッチテストにおいて陽性反応があった場合は、その物質に対してアレルギーの可能性が高いといえますが、確定診断ではありません。
トラブルを避けるため、レジンのパッチテストは当クリニックで治療をお受けになられる方に限らせていただいております。
※レジンアレルギーのご相談や治療をご希望の方は、お手数ですが事前にご予約ください。
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
交通アクセス・駐車場案内図(横浜市都筑区、港北区など近隣よりご来院の方)
青葉区・宮前区からのご来院(横浜市青葉区、川崎市宮前区からご来院の方)
小田急線沿線からのご来院(東京都町田市、川崎市麻生区、多摩区などからご来院の方)
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南武線沿線からのご来院(川崎市中原区、高津区などからご来院の方)
広域路線図 広域道路地図(神奈川県、東京都からご来院の方)
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