川崎病 横浜・中川駅前歯科クリニック
川崎病

川崎病とは

川崎病は川崎富作博士が1967年に初めて報告した全身の血管に炎症がおきる病気です。国内患者数は増加を続けており、年1.5万人ほどの小児が発病しています。原因は不明で、感染症、免疫などが考えられています。3歳未満の発症が2/3となっています。

突然の高熱が数日続き、口唇が赤くただれ、舌が真っ赤になり(いちご舌)、目の充血、身体の発疹、手足が赤くなる、首が腫れるなど様々な症状がおきます。

幼児



川崎病と歯科

川崎病は2つの病気をもっています。急性期と心臓血管後遺症です。歯科においても、それぞれに対応した診療が必要となります。


1)急性期
急性期は1~2週間、症状の強いときは1ヶ月以上続きます。心臓に栄養を送っている冠動脈という血管にコブ(冠動脈瘤)ができないように、早期に大量の免疫グロブリンと血液をサラサラにする薬(アスピリン)の投与のほか、重症の場合はステロイド剤による治療がおこなわれます。

歯科治療は可能な限り避け、どうしても必要なときは応急処置にとどめておきます。

関連するページ  ステロイド療法をお受けになられている方の歯科治療


2)心臓血管後遺症
川崎病の後遺症では 冠動脈にコブ(冠動脈瘤)が残ることが最も多く、血液をサラサラにする薬(アスピリン、ワーファリン)の服用が継続されることがあります。このときは、抜歯など出血を伴う歯科治療は注意が必要となります。

また、大きなコブ(冠動脈瘤)が残ったときは、 急激な血圧の上昇を防ぐために、歯科診療の際に号泣したり、興奮させない対応が必要となることがあります 。

関連するページ  抗血栓薬(血液サラサラの薬)と歯科治療 Q&A


当クリニックでは川崎病の方の歯科治療をおこなっています。川崎病の方の歯とお口の健康、歯科治療について、ご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。



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