抗リン脂質抗体症候群とは

抗リン脂質抗体症候群(APS)は、血液中に抗リン脂質抗体という抗体が存在し、血管がつまったり(血栓)、脳梗塞、流産を引きおこす病気です。

女性に多く(男:女 1:5)、平均発症年齢は30~40歳前後、国内患者数は1~2万人とされています。原発性と続発性に分類され、半数は全身性エリトマトーデス(SLE)を合併します。


抗リン脂質抗体症候群の分類
原発性 他の膠原病の合併がない。
続発性 全身性エリテマトーデス強皮症シェーグレン症候群関節リウマチ、皮膚筋炎、混合性結合組織病などに合併



抗リン脂質抗体症候群の方の歯科診療

歯科治療では出血に注意が必要となります。また、歯周病の予防や治療が重要となります。


1)抗血栓薬
血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)を服用していることが多く、抜歯、歯周外科手術、インプラント手術などの出血を伴う治療は血が止まりくいことがあるため注意が必要となります。

成人のほとんどが歯周病にかかっているとされていますが、歯周病の症状が悪化すると歯肉から出血しやすくなります。毎日の歯みがきをしっかりおこなうだけでなく、定期的に歯科医院で歯のクリーニング(PMTC)をおこなうなどして、日常生活においても出血しにくい歯肉にしていきます。

歯のクリーニング

当クリニックでは抗リン脂質抗体症候群、全身性エリトマトーデスの方の歯科治療をおこなっています。歯とお口の健康、歯科治療について、ご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。

関連するページ  抗血栓薬と歯科治療   歯科検診(歯のクリーニングほか)



2)歯周病
完全に解明されてはないものの、歯周病が抗リン脂質抗体症候群や全身性エリトマトーデスの発症を促すのとの研究が世界で発表されています。血栓や早産の原因となる抗リン脂質抗体は歯周病患者で高く、歯周病治療をおこなうと抗リン脂質抗体は低下することが明らかにされています。

抗リン脂質抗体症候群は、高い確率で脳梗塞など脳の血管に障害がおきます。歯周病治療や定期的な歯のクリーニングは脳梗塞の予防にもつながります。

台湾で51万人の歯周病患者を対象におこなった大規模調査では、歯周病の治療を受けなかった人の脳梗塞発症率は年0.48%でしたが、治療を受けた人は年0.39%、定期的な歯のクリーニングを受けていた人はわずか年0.14%でした。

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