強皮症 横浜・中川駅前歯科クリニック
強皮症(全身性強皮症)
強皮症とは

強皮症(全身性強皮症、Systemic sclerosis、SSc )は、皮膚が硬くなる症状を主とし、開口障害、舌小帯短縮症、肺線維症、強皮症腎クリーゼ、胃食道逆流症(逆流性食道炎)などの症状があらわれる病気です。

原因は不明ですが、免疫や血管の異常が病気の成り立ちに関与しているほか、特定の化学物質の長期接触、美容整形手術、ブレオマイシンという抗がん剤がきっかけとなることもあります。

大半の人が冷たい、熱いといった刺激により指先が突然白く(あるいは紫色)になり、短時間でもとに戻る症状(レイノー症状)が最初の症状としてあらわれます。病気がゆっくりとしか進行しないことも多いため、気付かなかったり、医療機関に受診しても診断されないことも多くあります。

発症年齢は30~50歳代、男女比は1:9~10ほどで、女性が圧倒的に多い病気です。国内の患者数は2万人以上とされています。厚生労働省から指定難病に認定されています。

当クリニックでは強皮症の方の歯科治療をおこなっています。強皮症の方の歯とお口の健康、歯科治療について、ご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。



強皮症とお口の症状

強皮症を発症すると、虫歯になりやすい、口が開きにくい、口が渇くなどの症状があらわれます。


1)開口障害
1/4ほどの患者さんは皮膚が硬くなるため、口が開きにくい症状があらわれます。口が開きにくいために、食べ物が食べにくかったり、歯みがきが不十分になったりします。

歯科治療も少々大変になります。当クリニックで診察させていただくと、奥歯の虫歯治療や入れ歯作製のための歯型とりで苦労されることが多い傾向にあります。

診察

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2)舌小帯短縮
舌小帯(ぜつしょうたい)とは、舌裏側から口の底に伸びているヒダのことをいいます。舌の運動機能の調節や舌が後ろに下がるのを防ぐ役割をしています。


半数近くの患者さんに舌小帯短縮がみられ、舌小帯が短くなることにより、舌を前に出すことができなくなるほか、食事、発音などに障害がおきることがあります。

舌

関連するページ  舌小帯短縮症


3)胃食道逆流症(逆流性食道炎)
皮膚だけでなく食道が硬くなることにより、食べ物が通りにくくなります。6割の患者さんが胃酸や胃の内容物が食道に逆流する病気「胃食道逆流症」を発症します。

胃食道逆流症を発症すると、酸によって歯が溶ける病気「酸食症」を発症したり、口内にカビが繁殖する病気「口腔カンジダ症」を発症しやすくなります。

関連するページ  胃食道逆流症(逆流性食道炎)  口腔カンジダ症 原因 治療


4)嚥下障害
胃食道逆流症や食道が狭くなることにより、飲み込み障害(嚥下障害)がおきます。症状によっては、飲み込みやすい食事を取り入れるなど、食事内容の工夫が必要になることがあります。

当クリニックには管理栄養士が在籍しています。強皮症の方の食事や栄養をサポートさせていただいています。お気軽にご相談ください。

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5)シェーグレン症候群
シェーグレン症候群を合併することが多くあり、合併すると唾液が少なくなり、口の渇きを感じやすくなるほか、食べ物が食べにくくなります。

当クリニックで診察させていただくと、強皮症とシェーグレン症候群を合併している患者様は、唾液の減少、開口障害などにより、虫歯が非常に多発しやすい傾向にあります。

関連するページ  シェーグレン症候群(Sjögren syndrome  唾液の働き


6)虫歯、歯周病
強皮症の治療では、炎症を抑えたり、硬くなった皮膚の改善のために、ステロイド薬や免疫抑制薬による治療がおこなわれます。これらの薬の長期間使用は、虫歯や歯周病の原因になることがあります。

そのため、歯科医院での定期的な歯のクリーニングなど、十分な予防処置が必要となります。抗リン脂質抗体症候群を合併している場合は、歯周病予防、治療は特に重要となります。

歯のクリーニング

関連するページ  虫歯  歯周病  歯科検診(歯のクリーニング)  抗リン脂質抗体症候群


7)口腔カンジダ症
ステロイド薬や免疫抑制薬の影響により、口腔カンジダ症を発症しやすくなります。カンジダが繁殖すると、口の中がヒリヒリ痛む、食べ物を口にしたときに痛む(接触痛)、食べ物の味を感じにくい(味覚障害)などの症状があらわれます。薬の使用により治療をおこないます。

ステロイド

関連するページ  ステロイド療法をお受けになられている方の歯科治療



中川駅前歯科クリニックから強皮症の方へ

強皮症を発症すると、口が開きにくいために歯科治療が大変になることがあります。また、虫歯ができやすくなります。

そのため、当クリニックでは虫歯ができてから歯科医院に通院するのではなく、虫歯をつくらないために、予防処置のために定期的に歯科医院に通院されることをお勧めしています。

歯とお口の健康、栄養、歯科治療などについて、ご不明な点等がありましたら、お気軽にご相談ください。

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