小さなお子さんは虫歯があっても痛みを上手く表現できないことがあります。このようなときは、親がお子さんの症状に気付き、お子さんに代わって痛みの評価をすることが大切となります。
多くの痛みは治療の対象となり、十分に治療されないまま痛みが続くと、不安、うつ症状、疲労を引 きおこします。痛みにより食欲不振や睡眠障害がおきることもあります。
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口内の痛みの原因
口内の痛みの原因としては虫歯、歯肉炎、口内炎のほか、歯の破折、粘膜の切傷、歯の生え変わりなどがあります。
親が気付かないときに怪我をしていたり、見た目では分からない虫歯なども多くありますので、気付いたら歯科医院に受診するようにしてください。
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子供の痛みの評価
どの程度の痛みを感じているかは、お子さんの言葉や行動によって分かります。お子さんに問いかけたり、観察をおこなうことによって痛みを把握します。
以前は乳幼児は痛みを感じないと考えられていましたが、現在では未熟児でも痛みを感じることが明らかにされています。生後まもない赤ちゃんは神経発達が未熟なため、幼児よりも痛みに敏感であるとされています。
1)言葉
3歳までのお子さんは痛みの有無を伝えることはできますが、どのような痛み(ズキズキする、うずくなど)か、どの程度の痛み(強い、弱いなど)なのかを伝えることは困難です。
4歳を過ぎると痛みの程度を伝えることができるようになり、5歳を過ぎるとどのような痛みかを少しずつ話せるようになり、6歳以上になるとズキズキする、うずく、しみる、強い痛みなど、自分の言葉で痛みを表現できるようになります。
2)行動
お子さんは泣いたり、痛そうな表情をしたり、痛みのある部位を触るなどして痛みを表現します。この場合は、怪我、歯痛など急性の痛みが多い傾向があります。痛みが長く続くと、お子さんの行動や活動に明かな変化があらわれます。お子さんの変化としては下記があります。
普段よりぐずる、泣く/食欲がない、食べる量が減った/頬に手を当てることが多い/顔が腫れている/普段よりも遊ばない/できることができない/心配そうな素振り/元気がない/大人しい/親のそばにいようとする ほか
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