ネバーランド

 

 

 

 

『ネバーランド』という恋愛小説です。
文芸誌「新潮」に、二〇〇六年から休み休み、
全部で十六回ほど書かせてもらいました。純愛ものです。
主人公と年下の彼が、よく部屋でこたつに入っていますけど。
あ、美味しいものを食べたり、 季節のお出かけをしたりもします(純愛ものです)。
黄色いカバーの可愛い本です。 装丁は稲葉さゆりさん、
装画は井口奈己監督の傑作デビュー映画『犬猫』のキュートなイラストを見て以来
大ファンの 落合恵さんにお願いしました。 扉や目次にも素敵な画がたくさんありますので、
ぜひ、お手に取ってご覧くださいませ!

 

すこしですが、立ち読みできます♪⇒

 

 

 

 

願い

 

 

 

 

『願い』です。
装丁はおなじみ稲葉さゆりさん、
カバーには担当編集者はじめ関係者全員がひと目ぼれした、
本城直季さん撮影の野球場の素敵なお写真を
つかわせていただきました。
町の人たちのささやかな願いを描いた全9編、
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
※9編のうち、「妹思い」がラジオ朗読されました。

 

講談社のページはここです♪⇒

 

 

 

親子三代、犬一匹

 

 

 

 

『親子三代、犬一匹』です。
2008年7月から2009年6月まで、朝日新聞の夕刊に連載していました。
週6日、一日2枚半ずつ、東京の下町に住むのんびり家族を描くのは、
大変でしたが楽しかったです。
単行本のうすい白カバーを外すと、ダイナミックプロ所属、風忍先生の
連載時挿絵がカラーでたっぷりご覧いただけます。
柴崎家のアイドル、こまっしゃくれ犬のトビ丸が、
とことこ走り回るのをどうぞお楽しみください!
当サイトの管理人まーくんも、
わんわんファッションショーの回に友情出演していますよ。
巻末には「マルチーズ探偵とびまろ」(第253回 宇宙のとびまろ2)も特別収録。

 

 

少女怪談

 

 

 

 

『少女怪談』です。
十代の子を主人公にした4篇(「ペティの行方」「青いスクーター」
「アキちゃんの傘」「ミミカの不満」)を収めた小作品集です。
表題作はなく、担当のOさんが総タイトルを決めてくれたのを懐かしく思い出します
(Oさんは2010年、若くして他界されました。本当に残念です)。
装丁・稲葉さんのアイディアで画をお願いした韓国の漫画家tiv.さんが、
翻訳された私の作品をたまたま読んでいてくださったのに感激しました。
日本でも滅多に読者に出会えないのに……といくつかの著者インタビューで答えて
毎回使われなかったのは、やはり後半のコメントが余計だったからでしょうか。
「ミミカの不満」のミミカは、その後、短編集『願い』にも登場しています。

 

 

 

 

さやかの季節

 

 

 

 

『さやかの季節』です。
『ベジタブルハイツ物語』の続編です。
といっても大家の娘、さやかが大学に入って下宿してからの話ですので、
調子のいい学生モノとして、単独でもお楽しみいただけるかと思います。
前作と同じく、小説宝石にシリーズ連載しました。
雑誌で挿画を担当していただいた北沢夕芸さんが、単行本用に、さやか、恋人の奥ちん、
親友の反田由香、愛犬シッポナが並ぶ楽しい油絵を描き下ろしてくださいました。
その素敵な作品(縦23.5cm×横53cm)は現在、フジノプロ本社ギャラリー所蔵。
自宅ですけど(お願いして譲ってもらいました)。

 

 

 

 

中等部超能力戦争

 

 

 

 

『中等部超能力戦争』です。
都内にある女子ばかりの学園。
はるかの友だち、小清水さんにはおかしな力があり、
なにか気に障ると、外で 物音を立てたり、近くの小さな電球を割ったり、
友だちなのに攻撃をしかけてくる……といったお話です。
テーマは思春期のわがまま、でしょうか。
超能力の含有量はとても少なめですので、その点どうぞご留意くださいませ。
小説推理に隔月連載しました。

カバー+本文の写真、装丁はN/T WORKSの野村浩さんです。

 

 

稲葉さゆりさんデザインによる文庫版のカバーは、
階段を上る女子生徒の後ろ姿(撮影・佐内正史さん)です。
解説は大人気ドラマ「すいか」「野ブタ。をプロデュース」「Q10」などの脚本家、
木皿泉さんにお願いしました。  

 


 

 

 

 

 

主婦と恋愛

 

 

 

 

『主婦と恋愛』です。
2002年、日韓ワールドカップ年の東京を舞台に、急にサッカー熱が盛り上がって
冷めていく若い夫婦と友人たちとのひと月ちょっとを描きました。
主人公チエミのほのかな恋の相手、写真家サカマキさんのモデルは、
単行本のカバーに写真をお借りした今井智己さん、というのは
当時自分で流していたデマです。
札幌までワールドカップの試合(だけ)を観に行ったのと(人生初北海道)、
そこから友人宅に送ったカニが、なぜか自分の家に届いたのはそのまま
作者の実体験です。

 

 

 

 

文庫版のカバーは、ちょっとレトロ調、私のイメージでは宇野千代先生風に
してもらいました。解説は海燕新人賞の(若き)偉大な先輩、
『対岸の彼女』『八日目の蝉』『ツリーハウス』等々の角田光代さんです。


 

 

 

 

ベジタブルハイツ物語

 

 

 

 

『ベジタブルハイツ物語』です。
各部屋に野菜の名前がついた、都内のワンルーム賃貸アパート。
その住人たちの暮らしぶりと、隣に住む大家の山本さん一家の生活を描きました。
小説宝石にシリーズ連載。山本家の門番、シッポナという雑種犬の名前について、
なんだっけそれ、と何度か質問されましたが、正解は『ひみつのアッコちゃん』に
出て来る猫の名前です(たぶん山本家の人がそこから名づけたのだと思います)。
野菜っぽい緑のカバーと黄色い帯、そして帯の下にたっぷり隠れたポップな
人物イラスト(画・北沢夕芸さん)が単行本を明るく包んでいます。

 

 

 

 

文庫版のカバーには、1のキャロットに住む内気で頑固な落書き娘・
美加の絵が大きく使われています。
解説は町蔵さん時代からの長いアイドル(なので光栄でくらくらします)、
町田康さんです。

 

 

 

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