新型コロナウイルス感染症 お口の健康(成人の方)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、自宅で過ごす時間が長くなっています。

自宅で過ごす時間が長くなることは、お口の健康に悪影響を及ぼすことがあります。下記はお口の健康を維持するための方法です。ご参考になれば幸いです。

新型コロナウイルス感染症について 学会提言 ウイルス感染に対抗する方法


1)生活リズムを正しく、食生活に気を付けましょう
在宅勤務になったり、子供の学校が長期間の休校になると、生活リズムは不規則になり、食生活も乱れがちとなります。日中や深夜にだらだらお菓子を食べる方も多くなります。

不規則な生活リズムを送ることは、唾液を減少させ、免疫力が低下して、感染症を発症しやすくなります。また、虫歯にもなりやすくなります。規則正しい生活を送り、食事は決められた時間に摂るようにしましょう。

クッキー

関連するページ  食育・栄養  新型コロナウイルス感染症 在宅勤務と食事



2)タバコと飲酒は控えましょう
喫煙者が新型コロナウイルスに感染すると重症化、死亡するリスクが高く、日本禁煙学会の調査によると喫煙者は非喫煙者よりも重症化率が1.7倍、死亡率は3.2倍にもなりました。可能であればタバコは控えましょう。

飲酒も同様に免疫力を弱め、感染リスクが高くなるため、WHO(世界保健機関)は飲酒しないよう提言しています。

お酒

関連するページ  新型コロナウイルス感染症 タバコとお口の健康  飲酒(WHOからの提言)



3)おしゃべりも大切です
家にいる時間が長くなると、スマートフォン、SNS、ゲームをする機会が多くなり、会話をする機会が少なくなります。

会話は口周囲の筋肉の発達や唾液の分泌を促すなど、健康にも役立ちます。外出ができず会話をする機会が少ない場合は、家族との会話を増やしたり、電話で友人との会話を楽しみましょう。

メール

関連するページ  ウイルス感染予防のための歯みがき  感染予防に効果のある「うがい薬」



4)お口を清潔に保ちましょう
毎日の歯みがきをしっかりしたり、歯科医院で歯のクリーニング(口腔ケア)を受けるなどして、口内を清潔に保ちます。歯のクリーニングはインフルエンザの感染・発症を90%減少させることが報告されており、お口を清潔に保つことはウイルス感染症予防に有効です。

歯のクリーニング

関連するページ  歯磨きでインフルエンザ予防  歯のクリーニング(PMTC)



5)唾液の力で免疫力アップ
唾液にはウイルスや細菌から身を守る免疫物質が入っています。新型コロナウイルスに対してはまだ十分なデータがないものの、インフルエンザウイルスやコロナウイルスの一種であるSARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスの感染予防には有効とされています。

口内が乾燥してドライマウスの状態になると、ウイルスや細菌は粘膜にくっつきやすくなります。ガムをかむ、よくかんで食べるなどして、唾液を出すようにしていきましょう。

関連するページ  唾液の力で免疫力アップ!  唾液の働き  ドライマウス(口腔乾燥症)



新型コロナウイルス感染症 お口の健康(成人の方) 横浜・中川駅前歯科クリニック