虫歯の治療、抜歯など、様々な治療で麻酔が使用されます。下記は歯科治療でおこなわれる麻酔についての説明です。ご不明な点等がありましたら、受診の際にお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
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歯科治療で使用される麻酔の種類
1)局所麻酔
治療の際に歯肉に注射される麻酔を局所麻酔といいます。以前に比べると細く、切れのよい注射針が開発され、痛みの少ない注射となっています。
主にリドカインという種類の麻酔薬が使用されますが、全身の病気、アレルギーなどにより、プロピトカイン、メピバカインという麻酔薬が使用されることもあります。
2020年から歯科医院での診療にて麻酔をおこなう歯科衛生士が増加傾向にありますが、当クリニックでは歯科衛生士による麻酔はおこなっていません。
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2)笑気吸入沈静法(笑気麻酔)
専用のマスクを鼻にのせて笑気(しょうき、亜酸化窒素)という麻酔を吸うと、少しぼんやりした状態となり、不安や恐怖感が少なくなり、痛みも感じにくくなります。
歯科治療が苦手な方、病気や障害をおもちの方の歯科治療の際に使用されます。健康保険が適応され、ごく一部の歯科医療機関でおこなわれています。当クリニックでは希望される患者様におこなっています。
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3)静脈内沈静法
笑気よりもさらに効果の高い薬を血管に入れます。意識はあるものの、ウトウトした心地よい気分となり、緊張が和らぎ、痛みも感じにくくなります。麻酔の効果が高いものの、全身麻酔に準じた安全の確保、設備、技術が必要となります。そのため、ごく一部の歯科医療機関のみで実施されています。
静脈内沈静法は麻酔に時間がかかるため、診療時間が1〜3時間ほど長くなります。当クリニックでは、インプラント治療時に希望される患者様に対しておこなっています。
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4)全身麻酔
口腔がんの手術や矯正治療での外科手術、障害をおもちの方や歯科恐怖症の方の虫歯治療、抜歯などで全身麻酔が使用されます。通常は入院となりますが、虫歯治療や抜歯では、入院せずに全身麻酔をおこなうこともあります。
当クリニックでは全身麻酔は実施していません。静脈内沈静法はインプラント手術時のみおこなっています。これらの麻酔による治療を希望される方は、実施歯科医療機関をご紹介させていただくことも可能ですので、ご来院の際にお申し付けください。
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局所麻酔が効きにくい状況
痛みや炎症がひどくなっているとき、歯肉が腫れているとき、下あごの奥歯、膿がたまっているとき、緊張が強いときは麻酔が効きにくいことがあります。
虫歯を放置して激痛がおきたり、歯肉が腫れて炎症がおきてからの受診は、麻酔が効きにくく、歯科治療が大変になります。痛みなく治療を受けるためには、日頃から歯科医院で定期検診を受け、悪くならないうちに治療をおこなうことが大切です。
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局所麻酔の切れる時間と注意事項
歯肉に注射したときで、麻酔が切れるまでに1〜3時間ほどの時間がかかります。ただし、使用する麻酔の種類や量、体質などで時間は前後します。
麻酔が切れるまでの間は、可能であれば食事は避けるようにしてください。もしも食事をするときは感覚が鈍くなっているため、唇、舌、頬をかまないように注意します。また、火傷しても気付かないことがあるため、熱いものは避けるようにします。
お子さんは気になって指で触ったり、歯でかんだりすることがあります。麻酔が切れてから痛みがでたり、腫れたりする原因になるため、注意が必要となります。
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麻酔が苦手な方へ
歯科治療が苦手な方は多くいます。歯科治療が苦手な方にとって、最も苦手な診療行為は麻酔であることが多い傾向にあります。痛みの少ない麻酔、麻酔を避けた痛みの少ない虫歯治療などもあります。ご要望等がございましたら、お気軽にスタッフにお申し付けください。
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※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
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