※国際麻薬統制委員会(国連) ベンゾジアゼピン系睡眠薬の服用 DDD/1000人
●睡眠中の体位の工夫
上を向いて寝ると、重力によってのどや舌が落ち込みます。その結果、気道が狭まり、いびきや睡眠時無呼吸症候群の症状は悪化します。横向きに寝ることによって、いびきや睡眠時無呼吸症候群の症状が軽減されます。
横向きに寝るためのグッズも販売されています。簡単な方法としては、テニスボールやゴルフボールをストッキングに入れて背中に巻きつけたり、タオルをつめたリュックサックを背負って寝る方法もあります。
横向き支援グッズ
●口呼吸の改善
呼吸は本来鼻でするものですが、口で呼吸をすると気道が狭くなり、いびきや無呼吸の原因になります。口呼吸が原因であれば、防止策として、就寝時に口にテーピングを使用したり、口呼吸を改善する器具(パタカラなど)を使用するとよいでしょう。
パタカラは歯科大学病院・いびき外来でも使用されており、スリープスプリント(マウスピース)との併用で、いびきや睡眠時無呼吸症候群の症状が大幅に改善したとの報告もあります。
鼻呼吸(左)に比べると口呼吸(右)は気道を狭め、いびきや 無呼吸の原因となります
口呼吸を改善させる器具(パタカラ) 鼻呼吸を促進させるテープ
関連するページ 口腔筋機能療法器具“パタカラ” スリープスプリント
●低位舌の改善
舌の先端が上の前歯の根元についていて、舌全体が上あごについていれば問題はありませんが、舌の筋肉が弱く、舌が下に落ちている状態を「低位舌」といいます。低位舌になると、気道が圧迫されて狭くなり、睡眠時無呼吸症候群になりやすくなります。
低位舌は、「あいうべ体操」など舌の体操、「パタカラ」などの器具を使用していくことで改善されます。また、スリープスプリント(マウスピース)による治療で効果がみられない場合は、低位舌を改善することで、いびきや睡眠時無呼吸症候群の症状が改善されます。
関連するページ 低位舌(あいうべ体操)
●鼻の通りを良くするグッズの使用
鼻の通りが悪いと、通りの悪い部分に空気抵抗が生じて、いびきが発生します。薬局や通信販売などで販売されているグッズを利用して、鼻の通りをよくするのも一つの方法です。
●いびき防止枕の使用
自分に合った枕を使用することで、いびきや睡眠時無呼吸症候群の症状を軽減させることができます。代表的なものとしては山田朱織枕研究所が開発した「整形外科枕」があります。
関連するページ 整形外科枕
●サプリメントの使用
アミノ酸「グリシン」は睡眠の質を高める効果があります。別の研究でグリシンを使用したところ、いびきが減少し、目覚めがすっきりするなどの効果があったことが開発のきっかけとなり、2005年に味の素より「グリナ」として販売されました。
通信販売のみの商品ですが、質の良い睡眠を求める人が多く、口コミで人気が広がっています。グリシンは就寝から短時間で深い眠りの「ノンレム睡眠」に導くとされ、日中の疲労感や眠気が軽減する、作業効率が上がるなどの効果があるとされています。
そのほか、トマト酢とGABAを配合させた「グッスミン」(ライオン)も、睡眠の質を高める効果があるとして人気がある商品です。
グリナ グッスミン
関連するページ 睡眠のメカニズム(レム睡眠とノンレム睡眠)
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いびきと睡眠時無呼吸症候群のセルフケア