2003年におきた新幹線運転手の居眠り運転事故をきっかけとして、日本でもいびきや睡眠時無呼吸症候群について知られるようになってきました。
しかしながら、いびきや睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の病気のため誤解も多く、病気に気付くことも少なく、治療が手遅れになってしまう人もいますので注意が必要です。
●健康だからいびきをかく
いびきは、気道が狭くなり睡眠中の呼吸が妨げられている結果おきています。十分な呼吸ができず睡眠を妨げる原因となります。さらに気道が狭くなると無呼吸となり、呼吸ができなくなります。
正常 いびき 無呼吸
●寝酒は体によい
お酒を飲んでから寝るのは危険です。寝酒はいびきや無呼吸の原因となり、深い睡眠を減らし、夜中に目が覚める原因となります。何とか寝ようとして寝酒が習慣づいてしまうと、アルコール依存症の原因になってしまいます。
また、お酒は糖分の多い飲み物です。寝る前にお酒を飲んでしまいますと、虫歯の原因となってしまいます。
寝る前の飲酒はいびきを悪化させます
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●太っていないので睡眠時無呼吸症候群ではない
肥満の人は、いびきをかいたり、睡眠時無呼吸症候群を発症しやすいのは事実です。
しかしながら、睡眠時無呼吸症候群の発症は、顔の形、舌やのどの大きさなども関わっています。特に日本人は、肥満でなくても睡眠時無呼吸症候群を発症する人が多いのが特徴となっています。
日本人は肥満でなくても無呼吸を発症しやすい傾向にあります
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●睡眠時無呼吸症候群は大した病気ではない
睡眠時無呼吸症候群は高血圧、心筋梗塞、心不全、不整脈、脳梗塞などの原因になります。特に重度の睡眠時無呼吸症候群は死亡率が高いという結果がでています。
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●自覚症状はないので睡眠時無呼吸症候群ではないと思う
睡眠時無呼吸症候群の治療を受けている人の多くは病状の深刻さに気付かず、家族や友人の指摘が病気の発見の端緒となっています。日本人は自覚症状がでにくく、睡眠時無呼吸症候群にかかっている人のうち、日中の眠気を感じるのは15%前後と言われています。
重症の睡眠時無呼吸症候群でも自覚症状がないことが多く、心臓発作で倒れて入院したら、原因は睡眠時無呼吸症候群だったということもしばしばあります。
無呼吸の患者さんで日中に眠気を感じる人は15%程度です
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