店頭にはジュースやガムなど「無糖」、「シュガーレス」、「ノンシュガー」と表示された食品が数多く並べられています。「無糖」、「シュガーレス」、「ノンシュガー」と聞くと砂糖が全く入って
いないようにみえますが、砂糖が入っているものもあるのです。
言葉のイメージに惑わされず、成分表示をきちんと見て、賢く判断して利用することが大切です。
●
「無糖」、「シュガーレス」、「ノンシュガー」とは?
「無糖」、「シュガーレス」、「ノンシュガー」などと強調表示された食品は、栄養改善法に基づく「栄養表示基準制度」で定められた基準を満たしていなければ、表示できないことになっています。
「無糖」、「糖分ゼロ」、「シュガーレス」、「ノンシュガー」等の糖類が含まれていない表示をする場合は、糖類の含有量が0.5g/100g(飲料は0.5g/100ml)以下である必要があります。
「微糖」、「低糖」、「糖分カット」等の糖類が低い旨の表示をする場合は、糖類の含有量が5g/100g(飲料は2.5g/100ml)以下である必要があります。
また、糖類を低減したことを強調した表示は、他の食品に比べて糖類の含有量が5g/100g(飲料は2.5g/100ml)以上低減されている必要があります。
パラチノース
●強調表示をする場合の基準値
表示の種類 |
含まれていない |
低 い |
低減された |
表示に必要な基準 |
糖類の含有量が100g中0.5g未満
飲料の場合は100ml中0.5g以下 |
糖類の含有量が100g中5g以下
飲料の場合は100ml中2.5g以下 |
糖類の含有量が比較する他の食品より100g中5g以上少ない
飲料の場合は比較する他の食品より100ml中2.5g以上少ない |
表現例 |
無糖 糖分ゼロ
ノンシュガー
シュガーレス
シュガーフリー |
低糖 微糖
糖分カット
糖分ひかえめ
糖分かるめ |
糖分10g減
糖分45%低減
砂糖45%カット
シュガー50%オフ |
●
「無糖」、「シュガーレス」、「ノンシュガー」なのにすごく甘いのはなぜ?
表示に適用される「シュガー」や「糖分」には、砂糖だけではなく、ブドウ糖、果糖、麦芽糖、乳糖などの単糖類、二糖類も含まれます。「無糖」、「シュガーレス」、「ノンシュガー」なのに甘いのは、パラチノースやキシリトール、オリゴ糖など、それ以外の甘味料が入っているからです。
「無糖」でも糖類が入っていることがあります
関連するページ キシリトール 虫歯になりにくい砂糖
●「甘さひかえめ」、「甘さすっきり」とは?
「甘さひかえめ」、「甘さすっきり」という表示は、よく見かけるわりには、「無糖」、「シュガーレス」、「ノンシュガー」などとは異なり、特に定められた基準はありません。
これらは糖類の含有量について強調しているわけではなく、味覚として甘さを抑えたことを表示しています。従って、「甘さひかえめ」、「甘さすっきり」と表示されていても、必ずしも糖類の含有量が少ないわけではないのです。
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
交通アクセス・駐車場案内図(横浜市都筑区、港北区など近隣よりご来院の方)
青葉区・宮前区からのご来院(横浜市青葉区、川崎市宮前区からご来院の方)
小田急線沿線からのご来院(東京都町田市、川崎市麻生区、多摩区などからご来院の方)
横浜線沿線からのご来院(横浜市緑区、相模原市などからご来院の方)
南武線沿線からのご来院(川崎市中原区、高津区などからご来院の方)
広域路線図 広域道路地図(神奈川県、東京都からご来院の方)
新幹線・飛行機でのご来院(神奈川県、東京都以外からご来院の方)
関連するページ 食育・栄養