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タイトル〈CANZUME/缶づめ〉は、何が出てくるか分からない、まだラベルの貼られていない未知の状態です。これから中身は多様に変化し、一度貼ったラベルも幾度となく貼り変えられていくでしょう。大阪成蹊(印)のマークを貼って、いろんな社会に出ていく。ラベルも形も大きさも色んな缶を製造中!初缶なんで中身は、興味、楽しみをこめて開けてください。 この展覧会は、学部の主旨である「社会とのコミュニケーションをはかる教育」を基軸に、学習成果を社会に発表することで、これまで学んできたことを確認し、さらに充実させるための機会としています。 |
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▲学生達による展示ブースの設計と施工は洒落ている。 |
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▲右側にある箱のノブを開け閉めすることで、映像がON,OFFになる。 |
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▲〈伝える〉中山 真三季 |
私たちの生活している場において、様々なモノが存在する。そのモノからは情報が発せられており、人は経験によって使い方や結果に結びつく行為が伝わってくる。テクノロジーの進歩によって、モノの自動化が進む現在と未来はモノからの情報は失われ、単純化された環境へと変化していくのではないだろうか。機械任せの社会ではなく、人の行為を伝える事のできるモノであって欲しい。 |
※中山君は当番日でなかったので本人写真はありません。(ストリート・アートナビ) |
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▲観客に目隠しをしてもらって、触った文字の名前をあててもらう。 |
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▲〈見る〉前田 千里 |
人は生活している中で、視覚による情報がもっとも多く、全体の8割以上の情報を担当している。しかし、健常者は、視覚障害者の不便や苦痛をなかなか実感できず、視覚の重要性や(照明環境の)大切さについて、特に指摘されない限り大きく意識をすることはまれである。視力のピークは9歳で、20代半ば頃からすでに衰えは始まっており、いつ自分も視覚障害を患うかはわからないのである。もし、視力が失われてしまったら・・・。あなたはどこから情報を取り入れますか?今回は目で見るのではなく、視力とは対照的に取り入れる情報が少ない視覚で感じ、見てみてください。 |
※福祉問題やユニバーサルデザインに関心の高い前田さん、視覚障害をテーマに見ることから実際的な触ることの知覚に視点を移した。木を材料に文字を作り目をつむって名前を当てる遊びから光のない世界での形の意味を問う。(ストリート・アートナビ) |
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■CANZUME EXHIBITION 缶づめ[カンヅメ] |
大阪成蹊大学芸術学部
3年生展 |
空間デザインインクラス/空間・身体デザイン領域 |
■2003年9月22日(土)〜9月27日(土) |
AM11:00〜PM7:00(最終日PM5:00まで) |
■会場:Gallery キャナル長堀 |
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◎取材・写真・Webコンテンツ制作:ストリート・アートナビ 中田 耕志 |
◎取材日:2003(H15)年9月23日/掲載日:9月24日 |
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