管楽器演奏者の矯正治療 横浜・中川駅前歯科クリニック
管楽器演奏者の矯正治療

管楽器の演奏と矯正治療

管楽器の演奏をしている人でも、特別な配慮をすることにより矯正治療は可能です。矯正装置の方法や種類によって影響は異なり、ワイヤー矯正は影響が生じやすく、マウスピース矯正は影響が少ない傾向があります。

矯正治療は10歳代で始めることが多く、中学校、高校の吹奏楽部に所属している人も多くいます。部活動を続けながら矯正治療をおこなうことも可能です。

当クリニックでは、管楽器を演奏する方の矯正治療をおこなっています。お気軽にご相談ください。



矯正治療の種類と影響

永久歯の矯正治療は、主にワイヤー(針金)を装着して歯を動かす「ワイヤー矯正」、透明のマウスピースを装着して歯を動かす「マウスピース矯正」の2種類があります。


1)ワイヤー矯正
金管楽器はマウスピースを口唇に当てて吹くため圧力がかかりやすく、木管楽器は金管楽器に比べると影響は少ないものの、リード楽器は前歯がマウスピースに当たるため口唇に圧力がかかります。

管楽器の演奏時はワイヤーやブラケットという矯正装置が口唇に当たり、痛み、違和感、口内炎、口唇炎が生じることがあるほか、時には出血することがあります。矯正装置の装着はタンギングやアンブシュアに影響が出ることもあります。

ワイヤー矯正

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2)舌側矯正(ワイヤー矯正)
ワイヤーを歯の裏側(舌側)に装着する矯正治療です。通常のワイヤー矯正に比べると管楽器の演奏による痛みや違和感が少ないものの、矯正治療の期間は長く、来院時の治療期間も長く、費用もかかります。また、日常の会話や発音がしにくい傾向があります。


3)マウスピース矯正
マウスピースを取り外せるため、管楽器の演奏に影響が生じにくい治療方法です。ただし、ワイヤー矯正に比べると治療が可能な歯並びの適応範囲が狭く、マウスピースを外している時間が長いほど、矯正治療が進みません。

クリアアライナー  クリアアライナー装着時

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●矯正治療の影響を軽くするための対策

矯正治療の影響を軽くするための対策としては、歯科医師や歯科衛生士がおこなうものと患者様ご自身がおこなうものがあります。


1)矯正用ワックスやシリコンカバーの使用
矯正治療自体を工夫するほか、矯正用ワックスやシリコン製のカバー(リップカバー)を使用することにより、ブラケットやワイヤーが管楽器の演奏時に口唇に当たるのを防ぎ、痛みを和らげます。


2)影響が出にくい楽器に変更
吹奏楽部であればコントラバス、パーカッション、フルート、ピッコロなど、矯正治療の影響の少ない楽器に変更するのも方法です。トランペットなどカップ型のマウスピースの楽器は、他の管楽器に比べて吹きにくく、痛みが生じやすい傾向があります。


3)矯正装置を装着する時期を工夫
個人差がありますが、矯正装置に慣れるまで1~2週間ほどかかることがあるため、演奏会、コンクールなどの前は矯正装置の装着や取り外しは避けるようにします。



※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
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