●日本歯科医師会がおこなった口臭の意識調査
日本歯科医師会が10代〜70代の男女10000人を対象におこなった、歯とお口の健康に関する大規模調査です(2016年公表)。口臭が気になる方の参考になれば幸いです。また、口臭に対して気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
1)歯や口の中について悩みや気になること
口の悩みトップ3は「挟まる」、「歯の色」、「口臭」でした。
10代〜30代は「歯の色」が1位(40〜50代は2位)、特に女性に多い傾向がみられました。「歯並び」についても、同様の傾向がみられました。ホワイトニングや矯正治療を受ける人は、10〜30代が最も多い傾向があります。
40代以上では「ものが挟まる」が1位でした。40代以上では歯周病が進行してくること、歯を失うこともあるため、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなります。
口臭があることを悩んだり、気にしている人は27%にみられ、全ての年代の2〜3割が共通して悩んだり、気になる問題となっています。中でも20代は34%、30代は31%、40代は29%と高い傾向にあります。
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2)他人の口臭が気になった経験
配偶者の口臭が気になった人は、女性83%、男性59%となり、夫が妻の口臭を気にするより、妻が夫の口臭を気にする割合が高くなっています。この男女格差は恋人の間でもみられます。
友だちの口臭では、男性は男友だち、女性は女友だちの口臭が気になり、異性よりも同性の友だちの口臭が気になるようです。
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3)口臭を指摘された経験
41%の人が口臭を指摘された経験がありました。男性よりも女性のほうが少なく、これは女性のほうが口臭に対して気にしていて、口臭対策をおこなっていること、女性に対して「口が臭い」と指摘しにくいためとされています。
自分の口臭に対して直接的な指摘ではなく、自分の口臭を態度やジェスチャーで示された経験では、25%(2550人)、4人に1人は自分の口臭を態度で示された経験がありました。
最も多いのが「自分との距離を開けられる」で41%、次いで「顔をそむけられる」で31%でした。
4)口の臭いが原因のトラブル経験(自由回答)
「いじめを受けたことがある」(18歳男性、学生)
「イタズラでお前友だちに向かって息吐けと言われたことがある」(16歳男性、学生)
「あだ名が、はくさい(歯臭い)と呼ばれた」(35歳男性、アルバイト)
「あんまり喋りたくなくなった。」(19歳女性、学生)
「つい顔を伏せがちになってしまう。相手からの印象も良くないとは思うが、口臭が気になると余計に話しにくい」(43歳女性、その他)
「ずっと好きだった恋人に口臭が原因で振られました」(27歳男性、会社員)
「20才の頃、キスしたときに、臭いが気になると言われて、キスするのが怖くなりました」(39歳女性、専業主婦)
「キスを拒まれた」(25歳女性、専業主婦)
●歯科大学病院口臭外来がおこなった口臭の意識調査
歯科大学病院口臭外来が受診者約2100人を対象におこなった大規模調査です。日本歯科医師会の口臭の意識調査と同様に、口臭が気になる方の参考になれば幸いです。
1)口臭による障害
口臭外来に受診された方をみると、口臭が気になり話ができない、消極的になるなど、社会生活において口臭は大きな障害となっています。
2)口臭を意識するとき
口臭外来に受診された方をみると、人との会話中、相手の態度など、かなりの高い割合で口臭を意識されているようです。
3)自分が考えている口臭の原因
自分自身では、口臭の原因は歯周病、胃腸、舌、ストレスなどと考えています。口臭治療では、口臭の原因を突き止め、口臭の原因となっている要因を取り除いていきます。
関連するページ 口臭の原因 口臭の原因物質
口臭の予防方法、改善方法についてご不明な点がありましたら、些細なことでも構いませんので、ご来院の際にお気軽にお問い合わせください。
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