●先天性欠如とは
先天性欠如(せんてんせいけつじょ)とは生まれつき歯がたりない状態をいいます。
何らかの原因で歯のもととなる「歯胚(しはい)」が作られなかったためにおきます。先天性欠如はレントゲン写真を撮れば早い時期に分かりますが、乳歯が抜け始める6〜12歳頃に気付くことが多い多い傾向にあります。
当クリニックでは先天性欠如の検査、治療をおこなっています。お気軽にご相談ください。
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●先天性欠如の発生率と部位
国内の歯科大学などが15544人を対象におこなった大規模調査によると、発生率は10.0%、1割の子供に先天性欠如がみられました。上あごの歯は4.4%、下あごの歯は7.6%で下あごの歯のほうが先天性欠如の発生率が高いとの結果でした。
下顎左側第二小臼歯(下あご左側の前から5番目の歯)が3.3%、下顎右側第二小臼歯(下あご右側の前から5番目の歯)が2.8%と、下顎第二小臼歯に最も多くみられます。
次いで下顎側切歯(下あごの前から2番目の歯)、上顎第二小臼歯(上あごの前から5番目の歯)、上顎側切歯(上あご前から2番目の歯)の順に多くみられました。
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●先天性欠如の治療
永久歯がないと乳歯が抜けずに残り、歯並びに問題が生じないことも多くあります。60〜70歳代でも乳歯が残っている人もいます。そのため、治療が必要ないことが多くあります。
永久歯がたりないために歯と歯の間に隙間ができてしまったときは、矯正治療で隙間をうめたり、インプラント、ブリッジ、入れ歯といった治療で隙間をうめることもあります。親知らずを除く6本以上の歯が先天性欠如(先天性無歯症)であれば、矯正治療は健康保険が適応になります。
先天性欠如をそのままにしておくと、周囲の歯が動いたり倒れこみ、歯並びやかみ合わせが悪くなることがあります。
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