●先天性無歯症とは
歯がない部位は、上あごの中切歯(一番前の歯)が際立って少なく、上あごの側切歯(前から2番目の歯)と小臼歯(前から4、5番目の歯)、下あごの第2小臼歯(前から5番目の歯)が多い傾向にあります。
先天性無歯症の検査、治療は当クリニックでおこなっています。お気軽にご相談ください。
関連するページ 乳歯と永久歯
●先天性無歯症と歯科
1)幼児期
幼児期でもレントゲン写真を撮影することでどの程度、永久歯がないかが分かりますが、無歯症に対する治療をおこなうことはあまりありません。
幼児期は入れ歯やインプラントの適応が難しく、歯がないために十分な栄養の摂取ができなかったり、発育成長に影響を及ぼします。栄養指導を受けるなどして栄養面でのサポートが必要となります。
関連するページ 当院のレントゲン写真 食育・栄養 栄養指導
2)思春期
乳歯のかみ合わせの面がすり減ったり抜け落ちるだけでなく、永久歯が生えてこないために、かむ機能の低下だけでなく見た目に対する心理的影響も受けます。
早期の治療として入れ歯を作製することが多いものの、入れ歯の装着によりかみ合わせが大きく変化することが多く、入れ歯に慣れるまでに期間がかかる傾向にあります。
関連するページ 入れ歯
人工の歯を骨に埋め込む「インプラント」についてはあごの骨の成長が悪いため、特に上あごでは難症例となることが多く、慎重に進めていく必要があります。
インプラント治療をおこなう時期としては様々な意見があり、乳歯が抜け落ちたらすぐにインプラントを入れるべきという意見がある一方で、下あごの前歯は7〜8歳、上あごではさらに高齢になるまで待つべきとの意見があります。日本口腔インプラント学会では成長期はあごの骨が成長するのでインプラント治療は避けるべきとしています。
関連するページ インプラント
4)矯正治療
永久歯がたりないために歯と歯の間に隙間ができてしまったときは、矯正治療で隙間をうめることがあります。
親知らずを除く6本以上の歯が生まれつきなければ、矯正治療は健康保険が適応になります。ただし、保険適応の矯正治療は使用できる材料に制限があり、マウスピースを使用した矯正治療などは使用できません。
関連するページ 矯正歯科・歯並び 健康保険適応の矯正治療
●先天性無歯症に対する歯の再生治療薬の開発
先天性無歯症に対する歯の再生治療薬は通称「歯生え薬」といわれます。京都大学で2007年に特定のたんぱく質(USAG−1)が歯の数を増やせることが発見され、
今後の展開としては、
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
交通アクセス・駐車場案内図(横浜市都筑区、港北区など)
青葉区・宮前区からのご来院(横浜市青葉区、川崎市宮前区)
小田急線沿線からのご来院(東京都町田市、川崎市麻生区、多摩区)
横浜線沿線からのご来院(横浜市緑区、相模原市など)
南武線沿線からのご来院(川崎市中原区、高津区など)
広域路線図 広域道路地図(神奈川県、東京都)
新幹線・飛行機でのご来院(神奈川県、東京都以外)
関連するページ 小児歯科